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僕と言う言葉の使われ始めた時期
初めて質問します。宜しく御願い致します。 自分の事を表す言葉で、私・俺・僕など色々ありますが、 僕と言う表現はいつごろから使われるようになったのでしょうか?例えば、幕末の時には使われていたのでしょうか?どなたかご存知の方、教えてください。宜しく御願い致します。
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こんばんは。 >僕と言う表現はいつごろから使われるようになったのでしょうか?例えば、幕末の時には使われていたのでしょうか? 「僕」という言葉はもともと「しもべ」という、男性に対しても女性に対しても用いる三人称の中国語で、一人称として使われる場合には非常にへりくだった意味をもつ語となります。「この私めが」という感じでしょうか。 ですから、「使われるようになった」という意味ではとても古く、日本人が「漢語」を「書き言葉」として受容していた時期には、すでに「日本語として使われれていた」と言っていいと思います。実際に書き言葉としては上代からすでにへりだった一人称として存在しています。 ですが、ここでtoru-10さんがお聞きになっているのは、この非常にへりくだった中性一人称としての「僕」ではなく、現在使われているような、一般的な(謙譲、尊敬の意味を含まない)男性一人称意味としての「僕」だと思われますので、それについてのお答えとしては、「江戸中期~明治初期」ということになるかと思います。 この語は最初に書いたようにそもそも中国語の概念なので、もっぱら漢文を読む知識階級のなかで発展していきました。そのなかで謙譲の意味がうすれ、江戸中期には、対等または目下のものに使う一人称に変化しました。 そして、江戸末期になると、この言葉が話し言葉としても盛んに使われるようになります。広めたのは、下級武士、つまり「維新志士」たちです。彼らは天下国家を語る際に、漢文の用語を好んで使いました。人称はそのもっとも顕著な例で、このとき広まった語に「君(きみ)」もあります。そして、明治末期には書生たちが好んで使いました。理由は、江戸末期と同じです。 なぜ「男性」が使う語となったのか、については上のような経緯を見ていただければ分かると思います。ある時期までは、政治も、漢文という教養も、男性のものでしかなく、そうしてそのような中で定着した以上、「男性の」一人称なのです。
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- hakuja
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学生の頃、授業で聞いた話です。 身分の上下、長幼の礼など、強い縦社会であった日本では、対等の相手に対する言葉がなかった。 そして、幕末に志士たちがお互いに呼びかけ名乗るときに、対等の相手として「君」と「僕」を使った。 双方が、相手を君主、自分をしもべと呼びあうことで、プラスマイナスゼロの効果で、対等の間であると示したのである。 これが本当の事かどうかは、正直言ってわからないのですが、いかにもありそうな話で心に残っています。
お礼
hakujaさん こんにちは。toru-10と申します。 質問に対する回答、どうも有り難うございました。 参考になりました! また、何かありましたら御願い致します。
- hyoutou
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何度もすみません。勢いあまって書いてしまいましたが、君(きみ)という語も幕末に広まったというのは間違いです。広まったのは「~君(くん)」という言葉です。 他は問題ないと思います。
お礼
hyoutouさん こんにちは。toru-10と申します。 このたびは、私の質問に対しての詳しいご回答、 誠にありがとうございました。 とても参考になりました。 ありがとうございました!