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ATPと膜電位の関係について教えてください。
ミトコンドリアは酸素とピルビン酸からATPを合成することから考えて、もし脳に酸素が行かなければ、当然ATPが合成されないことは想像がつきます。しかし、ATPがどのように膜電位に影響しているのかをよく知らないので、結果的に脳にどのような作用を及ぼしているのか、いまいち理解できません。 そこでATPの膜電位に対する影響について教えてください。
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脳の神経細胞に電気的活動を許す下地を作っているのは,細胞膜を挟んでのイオンによる電気化学的勾配です。つまり,カリウムイオン(K+)は細胞内濃度が細胞外よりも数十倍高く,ナトリウムイオン(Na+)では逆の関係にあります。 この濃度差は,Na+-K+ ポンプによって保たれています。Na+-K+ ポンプは,ATP のエネルギーを用いて,Na+ を細胞外に,K+ を細胞内に輸送します。 この Na+-K+ ポンプの働きによって,Na+ は3個細胞外に運び出され,代りに K+ が2個細胞内に運びこまれます。これにより細胞内部は外部に比べて電位が低くなり,膜電位の生成が起こります(膜電位生成に10%ほど貢献しているらしい)。 「Integrate and Fire Neuron Model」(参考 URL)から抜粋
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noname#211914
回答No.2
膜電位に関しては、rei00さんの回答がありますが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「ショック時の細胞障害」 なお、詳細がお知りになりたいのであれば、「生理学会」等のAbst,あるいは論文検索されては如何でしょうか? 「脳」「虚血」「動物」「膜電位」等のキーワードでPubMed等で検索されては如何でしょうか? ネットでもAbst.のタイトル程度は分かりますが・・・? ご参考まで。
お礼
簡潔でわかりやすい説明をありがとうございました。おかげでATPと膜電位のつながりがはっきりしました。