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金が酸化しにくい理由について
金Auは、空気中に放置しても酸素と結合しにくいので、酸化されないと思うのですが、 なぜ酸化されないのでしょうか? いろいろ調べてみるとイオン化傾向が小さいからと書かれているのですが、なぜ金は イオン化傾向が小さいのでしょうか? 金原子の軌道を見てみると、価電子が1個ありますが、これを放出して、Au+となったほうが安定 なような気がするのですが。
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簡単には説明できず、例外もあるのですが、一般的には、金属の中で、原子番号が大きいので、原子核に束縛されている電子が電離するのに必要なエネルギー値が、高いからとも言えるでしょう。 原子核を取りまく電子の数は原子番号に等しく、原子核はちょうどその数に等しいだけの正の電気量を持っています。
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- nious
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回答No.2
Au^+ は非常に不安定であり次のような不均化を起こして Au^3+ に変化してしまう。 3Au^+ → 2Au + Au^3+
質問者
補足
Au+は、なぜ非常に不安定なのでしょうか?
補足
金は原子量が比較的大きく、その分、原子核に陽子(正の電荷)が多量にあるから、クーロン力も大きくなり、電子は、原子軌道に強く束縛されるということでしょうか? ですが、最外殻の電子は、内核に電子が多量にある分、クーロン力による反発を受けて、あるいは、内核の電子に、正電荷による引力が妨害されて、それから、軌道半径が大きくなり、距離が大きくなるので、クーロン力が弱まったりするため、金の最外殻電子は電離しやすかったりしないのでしょうか? そのため、金イオンになりやすそうだなぁと思ってしまったりするのですが。 もしよろしければ、量子論的な説明でも構いません。