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打線援護してもらえない投手
好投しているのに打線で援護してもらえない投手っていますよね。これは何が問題なのでしょうか? 単についてないだけ(アンラッキー)なのでしょうか? 技術面で信頼を失ってて攻撃時に気持ちが乗らない? チームメイトに何らかの理由で信頼されていない? 打線が援護できずに投手を見殺しにしたとよく言いますが、何もわざと打たないようにしているとは思わないし、ただ単に打線が上手く繋がらないだけ。それによって投手が負けてしまう。(もちろん相手を抑えられないのも敗因ですが。) どうして得点援護率が悪い投手っているのでしょうか?
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前の回答者にほぼ書かれていましたが、やはりエース同士の投げ合いが多いのと、エース故の独特の(ともすれば自分勝手にも見える)リズムに打線が合わないのが原因だと思われます。 ただ不思議なことに、この傾向は監督やヘッドコーチ、チーム内の戦略に強い影響力を持つポジションが「野手出身」である場合、よくあり得るとされます。 投手出身の監督は、その「好投しても打ってくれなくて勝てない」悲哀を誰よりも知っています。自分の経験でなくても現役時代のエースの勝てない様は当然見ているはずです。そこで、というわけではないでしょうが、投手出身監督は実に堅実に、3連戦を冷静に勝ちにいきます。 かつての中国の兵法家、孫臏の逸話にもあるのですが、 「3頭の競馬馬を持ち寄り1対1の競争をする。相手が上等の馬の時は自分は下等の馬、相手が下等の時は中等、相手が中等の時に自分は上等の馬を出す。そうすれば2勝1敗で勝利する。」 何を言いたいかというと、投手出身監督の投手采配はまさにこれだということです。はじめから3連戦を2勝1敗で行く時、相手のローテーションを見て先発3枚のうち相手エース登板の試合は捨てゲーム前提。新人や谷間の先発を当てて勝てば上々。残る2戦に自軍のエースを含む敵軍先発より格上を当てて確実に2勝を取りに行く。 実はこれ、現在絶賛低迷中の中日ドラゴンズ、その昨年までのヘッド格コーチ権藤博氏と、その前の落合監督時代の森繁和ヘッドコーチが共通して選んでいた戦略です。お互いのエース級をぶつけて、もし負けてしまうと残り2戦で負け越しどころか3連敗もありうる。だから相手のエースには失礼ですがミソクソな投手を当て、残り2戦を何とか勝ちに行く。3連敗しない采配、です。 2勝1敗が続けばペナントレースは確実に上位に行けますし。勝率.667であれば普通リーグ優勝です。 ※昨年の巨人の勝率がまさに.667(86勝43敗15分)でした。御存知の通りセ・リーグをぶっちぎりで優勝でそのまま日本一でした。 ところが、打者出身の監督はまず自分が打者だっただけに、自軍の打線をあまり信用しない傾向があります。相手がエースが出てくれば、それほど点は取れないと最初から決めてかかります。これは長嶋・原の過去・現在の巨人監督がエース級同士の試合で負けた際の弁で必ず述べることです。「相手はエースですし、元々点がたくさん取れない状況ではないのは分かっていたのですが…。」と。口には出しませんが、前述の落合前監督もこの傾向がありました(だからこそ森ヘッドの苦労が忍ばれます。1点取れるか分からない打線である以上、監督は登板する投手に完封を求めていたのでしょう。そういう意味では日本シリーズでの山井-岩瀬の完全試合リレーは納得の采配です)。中日の場合エース級でなくても常に12球団最低レベルの打率で勝ち続けてきたのもありますが。 相手がエースで点が取れない=勝ち目が薄い時に、それでもエースをぶつけて最少得失点でのギリギリの勝利を狙うか、最初からエースとの対戦をまともに相手せずに次の1.5線級の2先発相手に確実に勝ちに行くか。 質問者のいう「打線に援護してもらえない先発投手」は、打者出身監督のチームが意外に多いのです。ただ例外もあります。元々打線自体が全く機能していないチームの投手出身監督(現在の西武・楽天の監督はこの傾向が強い)、いやでもエース級をぶつけなければ残り2試合勝負にならない。貧打&守備に不安がある以上、1勝2敗でも~という消極的采配です。 逆に投手より打線に圧倒的に信頼感がある打者出身監督。これはもう言うまでもありません、現在のDeNAとソフトバンクはまさにこのタイプです。完全に点取りゲームと割り切っているからこそ、取れる相手投手にエースをぶつけて勝ちを拾いに行きます。もっともDeNAの場合、確実に実行出来るだけのエースがいないのですが。未だに三浦大輔では本来いけないのですがね。 ただし、エース級でない2番手3番手の先発で打線低調で勝利に結びつかないのは、単純に投手個人の運の無さとリズムの悪さです。こればかりはチームでどうこうできるレベルではないので、案外長く傾向が続きます。打線と投手双方の不信感も生まれ、ますます点が取りづらくなります。こうなると負け確定投手の烙印を押されることになるので、早い段階で2軍再調整にするべきでしょう。あえて誰とは…DeNAの新人投手M嶋とかヤクルトの若手Y木なんてのは、現在この悪循環にどっぷりとハマってしまっていますが。
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- tsuyoshi2004
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あくまでも運というかめぐり合わせだと思いますけどね。 日ハムの武田勝投手は2010年はどちらかといえば打線の援護に恵まれてましたが、翌2011年は全く打線の援護に恵まれません(先発5試合連続で味方が完封負けなど)でした。 あとありえるとすれば、1週間のどの曜日というか何試合目かというのもあるかもしれないですね。 選手も人なので、仮に移動日明けの火曜日は得意な野手が揃っているとか逆に苦手な野手が揃っているとか、 デイゲーム(主に週末)は得意とか苦手とか、移動日なしでの移動直後の試合(金曜日)とか、 やはり野手も疲れ具合とか試合勘などが微妙に狂う日もあるのではと思います。
お礼
お礼が大変遅くなり申し訳ありません。 巡り合わせや運、体調などもありますよね。 でもあまり負けが続くとこの人に何か問題でも?と思ってしまいますね。 回答ありがとうございました。
- yaasan
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よく言われるのは投球テンポ(リズム)ですね。 トントンと三つアウトを取る場合も死四球やエラーでランナーが貯まったり、ボール球やファールで粘られて時間がかかってもホームインされなければ同じ0点に抑える、です。 このテンポ(リズム)が打撃に影響し、ずるずると凡打を重ねる事があるようです。
お礼
回答ありがとうございます。 では、やはり先発投手の調子が悪いというかサクサクとアウトを取らないと、打撃の時に何となく、その投手の調子が伝染してしまう感じになってしまうという事でしょうか。
- ゆのじ(@u-jk49)
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実は、打者というものは、常に、毎打席、最大限の集中力をもって打席に立っているわけではありません。どうでも良い場面では力を抜いて、打てても約1/3に過ぎないというラッキーを残して置こうとします。または、塁上にいると結構疲れるので、疲労が残っている時など、なるべく走者になりたくありません。そういう感じが無意識にでも、知らす知らずに働くものなんです。高校球児もこういう気持ちは同じ。だから、完璧な集中力で毎打席に臨めば、本当は、四割五割打てる打者がゴロゴロ居るはず。極論を言えば、私など、十割打てるところを、三割ちょっとに抑えていたという感覚がある。 で、人間関係が悪い投手の時、あまり打ってやろうとは思わない。 まあ、麻雀と一緒で、「コイツには絶対振り込みたくない」と思われている人、ツモることでしか上がれないわけで、こうなると、最終的に絶対勝てない。麻雀も人柄が良くないと勝てない。外では連戦連勝であったが、品行方正でない亭主であった私は、家庭麻雀では、決して、女房には勝てなかった。女房の職場の同僚がやってきては、私はカモられていた。
お礼
回答ありがとうございます。 毎打席、全力でやってるわけではない、というのは聞いた事があります。9回もあるわけだから、力を抜ける時に抜かなきゃ体力が持たないみたいな… しかし、いくら嫌いな投手でもチームとしては見方なのに、気に入らないから打ってやらないとなると、自チームが敗戦してしまうかもしれませんけど、そんなリスクを負ってまで、その投手を勝たせたくありませんか?
- cutman245
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プロ野球で言えば好投手に限って打線の援護が少ない様に思います。理由としては、対戦相手もエース級のピッチャーを出してくるからなかなか打てなかったり、前回打線援護できなかった投手が登板すると「今度こそ何とか点を取って援護してやろう」として早打ちや力みで結局打てなくなるなどが考えられます。その投手の人間性は関係ないと思いますよ。あとは運もありますけど…
お礼
回答ありがとうございます。 相手のエースを打ちにくかったり気持ちの問題が関係してくるんでしょうか。運もやはり左右しますか…
お礼
お礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした。 野手出身、投手出身の監督の場合とか、中国の逸話など興味深いお話ありがとうございます。こういう考え方なども背景にあるんだなと思うととても面白いです。 回答ありがとうございました。