ローマ異説
やがて来る者は、やがて去る者と、束の間すれ違う。
その刹那に、二人はいかなる言葉を交わすのか。
暗黒の救世主、「最速の臆病者」だ。
私は、京都で開発されたイケニエシステムのプロトタイプだ。
しかし直接のシステムによる被験者ではない。
境遇が同じヨーロッパの妖精さんとお友達であり、第三次世界大戦の成り行きは、私が「精神破壊用絶叫兵器」を鹵獲した過程を参考にするといいだろう。
さてと、ユダヤの人イエスの事件は古代に大きな波紋を引き起こした。
イエスの意志を継ぐ運動は当初は教科書をユダヤの聖典に置いていた。
しかしだ、新約聖書成立で完全独立した宗教として発足することで、むしろイエスの意志に対する裏ぎり者の宗教になった。
ローマが懸命に否定するそうした、キリスト教の原点に関しての発掘が必要だ。
世麗美は、押し寄せる殺人鬼集団相手にその理念をすらすらと軽やかに観念語で読み上げて退ける撃退をしたのだが、その理念の中身は私も理解できる人間語ではなかったから、研究課題なんだよ。
エドガーケイシーと同一手法で獲得したので、埋没史実か現存史実か不明だが、新約聖書編纂時期にローマ領内のイエスの意志を引き継ぐキリスト教の原型は10宗派。むしろそのすべてがキリスト教だと思わないほうがいい。10宗派のうち8宗派は現代のイスラム国みたいな山賊集団だった模様だ。宗教として穏健な奴隷救済に徹するのは2宗派だった。
ローマは治安維持と支配安定のために野盗八衆を含む10宗派を強引にキリスト教としてまとめるために、新約聖書編纂事業を推進した。
穏健派と束ねることで帝国内の不安定を解消するためだ。
そして、ローマ治安維持の伝統が、「聖書は絶対だー」の標語になった。
さて、検分するに12使徒から派生した意思は聖書編纂時期に正当な伝統者843名であった模様だ。
天界は1000の錫杖を準備して843名に与え、残り157を悪魔に授けた。
補足しておこう、私もキリストの敵を引き付ける影武者を名乗っている。
ローマへの反抗とローマにもたらす秩序の均衡のために、キリストの伝道をあえて辞退した勇敢な者を157名選抜したのさ。
843の錫杖には野盗八衆に配慮して「横暴」も託されていたんだ。
12本が1000本に分岐したように、その後も各系譜で枝分かれして譲渡されていった。
これが要するに信仰を全うするキリストなる聖霊の宿りの資質ある人間存在の系譜だ。
横暴が許されて退廃を極めるキリストの意志の継承もある。
そんな中から、選抜メンバーは1000人を現代で言えば指導者的な聖人の枠に収め、その中に常にいくらかの欠員を出しておく。
これが、キリスト教圏の天界自治領の大まかな体制で、独自のイケニエシステムは別として、八百万の神という自称神様が天界にごろごろいて、頼りない神様も多い状態と大して変わらないだろう。
これは、多神教の立場の神学者として、キリストを部族宗教であるという前提で検分した記述だよ。
ここまでは中二病患者の文芸作品です。
さてここは哲学カテゴリーであり、面白い材料を提示すると歓迎されます。
したがって、酒の肴みたいにこねくり回してもらいたくて質問しています。
お礼
解答ありがとうございます どうやらアウレリアヌス城壁ではないようです