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星の等級、絶対等級について
32.6光年離れたところから太陽が何等星に見えるかはどのようにして求めるのですか。 また、絶対等級とは何ですか。
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星の放射エネルギーは単位面積当たりで距離の2乗に反比例して減衰するとしても、星の等級と放射エネルギーの関係がわからなければ、等級は計算できないでしょう。 見かけの等級mと放射エネルギーIの関係は、ボグソンにより、 m=-2.5log_10(I)+C とされています。Cはヒッパルコスの等級に合うように決められた定数です。 で、これから、太陽までの距離と太陽の見かけの等級がわかれば、Iがわかって、それから距離減衰したI'を計算し、またこの式に戻って32.6光年のm=M(絶対等級)を計算しなければならないのでしょう。 ところで、これらを含めた計算式は、 M=m+5-5log_10(d) になります。 dは、太陽までの距離(パーセク)です。 m=-26.8等級 d=0.000004848パーセク を入れれば、 M=4.8等級 でしょう。 あるいは、ボクソンの別の表現、 m2-m1=2.5log_10(L1/L2) m:等級 L:明るさ を使えば、 L1/L2=(10/0.000004848)^2 m1=-26.8 で、 m2=m1+2.5log_10(L1/L2)=4.8等級 ですね。
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- nananotanu
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回答No.1
距離の二乗に反比例して暗くなりますから、太陽までの実際の距離と実視等級と32.6光年という距離がわかれば単純な計算です。 絶対等級とは32.6光年(=10pc)の位置に恒星をそろえておいたとして、何等星に見えるか、という明るさです。距離が遠いから暗い(近いから明るい)のか、実際に暗いのか、などがわかりますね。
質問者
お礼
絶対等級についての説明がわかりやすかったです。 ありがとうございました。
お礼
もっと勉強しようと思います! ありがとうございました。