例えば、「This is a book.」は通常「これは本です」と訳されますが、より複雑な表現の場合は直訳だけでは理解しづらくなります。
今回の例である「Alloy A is composed of 3 parts gold and 1 part silver.」も直訳すると「合金Aは金3、銀1の(割合で)組成されている」となりますが、一般的な表現方法なのか疑問を抱いています。
3対1の通常の英語表現
フィリピンに滞在する者です。
日本語を英訳したり英語を和訳する際に、直訳したものとネイティブが使う表現とでは大きく違うものがあるのではないかと感じています。
たとえば"This is a book."は大概の場合「これは本です」と英訳されるでしょう。逆もまた同じだと思います。
ところがもう少し面倒な言い回しの場合は、直訳しても意味がわからず考えこむ場合があります。次の例です。
Alloy A is composed of 3 parts gold and 1 part silver.
これは子どもに課された算数の宿題の問題の一節です。この後次のように続きます。
Alloy B is composed of 1 part gold and 3 parts silver. When combined, the alloy mixture has 15 g of gold and 9 g of silver. How many grams does each alloy weigh?
全体を読んで上に挙げた一節はおそらく「合金Aは金3、銀1の(割合で)組成されている」と訳すのがいいだろうと推察しました。
だが素人考えでは「3 parts gold and 1 part silver」で合金の組成を表現するだろうかと非常な疑問を感じました。
質問です。
(1)和訳を「合金Aは金3、銀1の(割合で)組成されている」としてよいでしょうか?
(2)「3 parts gold and 1 part silver」は一般的な表現方法なのでしょうか?
(3)もっとやさしい表現はないのでしょうか?というのは私自身が合金の組成を表現するのに「3 parts goldと1 part silver」なんて言うのかと疑問を感じているからです。そもそもpartは「部分」ですよね。合金の組成を「部分」という単語を使って表すのが適切なのでしょうか?「そう言うのだよ」というのでしたら無理にでも慣れるよりしようありませんが。
日本語で分数を表す「A 分の B」の「分」にあたるのが英語では part です。
普通に,4 分の 3 というのは three fourths となるのはご存じだと思いますが,
本来,three fourth parts なのです。
three fourths という簡略表現をふだんは用いる。
そして,4 分の 3 と 4 分の 1 というのを単なる比率として 3 対 1 の割合で,
というのであれば序数部分を無視して
three parts and one (part) という言い方が可能です。
それぞれに gold, silver をつけたい場合,
three parts of gold and one part of silver とする他,
three parts gold and one part silver
というふうに,parts, part と名詞を並べる形で続けることも可能です。
ということで,part を使ったこういう表現はある意味,
比率を表す普通の表現だと言っていいと思います。
結論から言って 3 parts gold and 1 part silver という表現は自然で問題ありません。
native の書いた次の例文をご覧下さい。
There are 2 bars of gold-silver alloy; one piece has 2 parts of gold to 3 parts of silver and another has 3 parts of gold to 7 parts of silver. If both bars are melted into 8 kg bar with the final gold to silver ratio of 5:11. What was the weight of the first bar?
確かに gold to silver ratio of 5:11 というような表現はありますし、この方が日本人の感覚に合うのかも知れません。学術論文的な表現と言えます。でもとくに小学生相手には 2 parts of gold to 3 parts of silver のような言い方をした方が、聞いた人にはよく分かると思いませんか?
part は合金のように混ぜてしまったものでも使えるのかという疑問のようですが、混ぜる前の材料と理解すればよいわけです。次のようなnative の書いた文例をご覧下さい。
Most of the uses that aluminum has are in fact as part of an alloy rather than as a pure metal.
Can carbon be part of an alloy?
アルミは合金として使われることが多いと言っています。カーボンは合金に出来る?と言っています。混ぜる前の材料と理解すれば分かりますよね?
お礼
なるほどそうですか。 ありがとうございました。 もう一つこどもの宿題として質問があり、30分後くらいに載せますのでお願いします。