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デベロッパーの参入障壁
デベロッパー業は参入障壁が高いといえますか。
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それは、立場によるでしょう。 ショッピングセンターにもさまざまな規模のものがあります。私のオフィスの近くには6店舗しか入っていない「ショッピングセンター」という名前のテナントビルがあります。この程度の規模の場合はデベロッパーは入らず、ただ単にお店が個別に入っただけだと思います。 デベロッパーが関与するような大規模小売施設は、最低でも10店舗以上の規模のものになります。とすると、その規模の小売施設を作るためには少なくとも10店舗の小売業者について、業種や品揃え価格帯等を選んで交渉する能力がデベロッパーに要求されます。そのためには、10の業種について、30店舗程度ずつの小売業と付き合いがあり出店を依頼できるような関係を築いている必要があります。 このような状況をゼロから作るのは長い時間が必要です。従って、デベロッパーと言うのは参入障壁が極めて高いと言えます。ですから、デベロッパー業を行っているのは主に大手のゼネコンです。 一方、ゼネコンにとっては、すでに多くの業種、多くの小売業、サービス業などとすでに付き合いがあるので、まだデベロッパー業を行っていないゼネコンがデベロッパー業に進出するのはさほど困難なことではありません。ですから、ゼネコンにとってはデベロッパーというのは参入障壁の低い業種になります。
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