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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:オープンコードでアルペジオ+旋律を弾く場合(ピアノ)

オープンコードでアルペジオ+旋律を弾く場合(ピアノ

このQ&Aのポイント
  • オープンコードでアルペジオ+旋律を弾く場合(ピアノ)、オープンコードでアルペジオしている部分が高音部分で右手で弾いている旋律と同じタイミングで同じ音になる場合、その部分だけアルペジオの音を削除する概要は理解したのですが、右手の旋律の三度下等までオープンコードのアルペジオがきて尚かつそれと同じタイミングで旋律が鳴る場合、「旋律のハモりのように聞こえないか?」という疑問です。
  • また逆に「旋律にハモりをつけたい場合」もオープンコードのアルペジオが旋律の三度下まで来ているのでつける事ができません。
  • 「伴奏と旋律の音が近い」のでしょうか?しかし旋律の音に合わせて伴奏をするので伴奏をもう1オクターブ低くすると聞こえずらく不自然な気がします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • gldfish
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回答No.1

自分はラヴェルのかなりピアニスティックな曲の楽譜をいくつか見てきましたが、現実として「伴奏と旋律の音が近い」ということは大変頻繁にあります。音が重なることも度々あります。そういう場合は大抵、そのまま重なったまま(単音として)で作曲されていますね。 それどころか、細々とした動きの曲なんかだと、両手が重なったまま進行したりクロスしたりすることも多いですよ。(音楽の性質上、特に高音部で多い。)この場合かなりの確立で伴奏と旋律の音がいくつも重なっているはずです。 ラヴェルなんかは特にピアノ曲の管弦楽編曲を多くした人ですから、ピアノ曲を作る場合はオーケストレーションを意識することが多いのかもしれませんけど。管弦楽にすると音の重なりは別の楽器で表現できますからさらに問題は無くなりますからね。 とはいうものの、それでもやはりピアノ単体の曲としてもやはり違和感は無いものになっていますよ。「音の重なり」がたくさんあっても。 これも場合によりけりですが、「旋律のハモりのように」なってしまう場合でも、それまでの「アルペジオ+旋律」の流れで来るとそうなるのなら、聴き手は「アルペジオ+旋律」と認識すると思います。もしその一音だけがいかにも意図した「ハモリ」と聞こえてしまい作品として不本意なら、その部分の「ハモリ音」だけが抜き取るという方法もあるかと。その場合は旋律が旋律としての役割とアルペジオとしての役割を兼ねているのです。 分散和音やアルペジオは、コードの下(もしくは上)の音から順に鳴らす・・という訳では決してなく、音をいくつか飛ばすことも、そこから外れた音を出す(より近代的な響きになったりします)ことも、表現として当たり前にあることですので。 「こういう場合は必ずこう」と考えずに、作曲している作品をじかに聞きながらとにかく臨機応変に。音楽は形式や慣習ではなく「表現物」なので、そういったことが最も大事だと思います。 あと、理屈よりも、既存の曲を学ぶことで得られることの方が多いと思います。 高度なピアノ表現を追求した曲なんかを演奏するなり楽譜をチェックするなりしてみてはいかがでしょうか。ラヴェルの「夜のガスパール」なんかをお勧めします。様々なピアノ表現(あるいは音楽理論からの表現)が詰め込まれていて、音楽に対する意識の幅が広がると思います。

tmy1014
質問者

お礼

大変わかりやすいご回答感謝します。 疑問に思っていた事が解決しました! もっと既存の曲を聞く事にします。 教えていただいた楽曲は拝聴いたしました。 とても勉強になります。。 宜しければ、他の編曲の勉強になる楽曲も教えていただければ嬉しいです! ありがとうございました!

その他の回答 (2)

  • gldfish
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回答No.3

編曲といっても色々な編成があるとは思いますが、管弦楽編曲というのがまずポピュラーな1つだと思います。 そこで、「オーケストレーションの魔術師」と呼ばれるラヴェルの管弦楽法はかなり参考になると思います。つい最近あるクラシック関係の番組で、「オーケストレーションを学ぶ人にとって、ラヴェル『クープランの墓』は、有名な教材の1つとなっている」というお話でした。(自分はこれは初耳でしたが・・。) 「クープランの墓」はラヴェルのピアノ組曲で、管弦楽版はうち4曲を作曲家本人が抜粋し管弦楽編曲したものです。この辺も、鍵盤から作曲する多くの者にとって参考にし易い理由かもしれません。 ラヴェルの管弦楽曲と言えば「ボレロ」「ラ・ヴァルス」「スペイン狂詩曲」なんかの方がオーケストレーションも華やかで際立った趣がありますが、「クープラン」はより構成が簡潔であることと、その曲調からもより端的で「地に足が着いた」編曲になっていることが、教材として参考にし易いのかもしれませんね。 (録音はデュトワ+モントリオール響の盤が大変整然とした繊細な演奏で録音状態も良く聞き易いと思うのでお勧めです。作曲分析もし易いと思います。) ドビュッシーやラヴェルはもう100年も前の音楽になりますが、近代の音楽(現代音楽から映画音楽を始めとした現代の大衆音楽まで)の枠組みを作った作曲家と言っても過言ではありません。それだけでなく、音楽そのものや編曲法(オーケストレーションなど)は当時で既に大変に洗練され応用も効いていますので、現代の日本の管弦楽曲(映画・ドラマ音楽など)なんか聴くよりも、はるかに良い勉強&インスピレーションになるはずです。現代においてより高い意識で作曲・編曲をしたいなら、必ず通った方がいい作曲家の1つです。

tmy1014
質問者

お礼

ご回答有り難うございます!! 教えていただいたラヴェルの作品、現在聞いております! 大変勉強になります。 親切に教えていただき、感謝です! ありがとうございました!

  • gldfish
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回答No.2

シンプルで割とわかり易い例がありました。有名な「アラベスク1番」です。 http://www.youtube.com/watch?v=Yh36PaE-Pf0 冒頭から、旋律と伴奏と重なりや、ハモリを回避したのか何なのか伴奏の抜き取り部分が、いくつも伺えます。でも違和感無く「旋律と、規則的に流れる伴奏」に聞こえます。「旋律と伴奏の重なり」を逆に曲想として生かしたのが、0:40の頭ですね。 こんなグレーな感じでも立派に安定化のある美しい音楽になるという、いい例だと思います。ご参考までに。