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ねずみのしっぽとリスのしっぽの違い
ねずみを観察していると結構リスに似た食べ方をしています。顔などもよく見ると意外にかわいいのですがしっぽだけはどうしてもかわいいとはいえないと思います。リスとねずみのしっぽの違いというのはどんな生態学的な違いを反映しているのでしょうか。
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亜目が違いますが、どっちも齧歯類ですので、似てるって言えば似てるんでしょうね。 ただ、ふつうは赤ん坊の顔つまり丸顔を「かわいい」と感じるようにできていますので、リスはかわいいでしょうが、面長なネズミの顔をかわいいと思うのは少数派だと思いますよ。 (^_~;; しっぽの違いは、しっぽを何かに巻き付けるような生活、防寒の機能が必要な生活、をしてきたかの違いが大きいでしょうね。 どこかの動物園(旭川?)の番組で見ましたが、オナガザルの手の届かないところにピーナッツを置くと、長いしっぽを檻から出して、器用に餌をしっぽで巻き取って食べます。 しっぽの外側は毛が生えているんですが、内側は肌が露出していて(指紋みたいなギザギザもある)滑らないようになっています。だから小さな餌でも巻き取って食べることができるわけですが、森では、それを木の枝に巻き付けてぶらさがって、両手で果物などを採って食べたりします。 全面が毛で覆われていたら、滑って落下してしまうでしょう。 ネズミは家(人間の)から隣の家へ移動するとき、電線の上を走ったりします。遠目でしか見たことがないので断言はしませんが、おそらく、しっぽを電線に軽く巻き付けているのではないかと思います。落下した場合の保険として。 また連中は人間の家などに入り込めます。あるいは洞穴とか積み上がった枯れ草の下(けっこう暖かい)、地面の下などで暮らせますので、しっぽが露出して熱を奪われることはありません。 それに対して、リスは森の木の「うろ」などに巣を作るわけです。木の枝や電線などにぶら下がる必要はなく、逆に冬にしっぽから体温を奪われると命に関わります。 そんな違いから自然にしっぽの違いが出てきたのではないでしょうか。 うっすらとした程度の記憶ですが、リスはしっぽを振って、相手に対する威嚇をするんじゃなかったかな。 リスの仲間の蛇と戦う種類では、しっぽ振って、蛇にそっちを狙わせたりね。 そんな場面でも、しっぽは毛がふさふさで目立った方が生活に役立った(生き残って繁栄してきた)と言えるかもしれません。
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- 植松 一三(@jf2kgu)
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同じげっ歯類でも 生活環境が違いますよね 特にリスは、樹上生活を主にして居ますのでその関係があるかもしれません
お礼
一長一短というか、なにか働き方が違うのでしょうか。ご教示回答感謝いたします。
お礼
大変興味深いおはなしでした。手と同様の働きもあるということですね。