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日本にあるものって偽者ばかりじゃないですか?

音楽も芸能も芸術もファッションも学問も科学も所詮欧米の真似事ではないのですか? 違いますか?

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  • booter
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回答No.22

こんにちは。 日本にある多くのものが他の国の真似事である事は間違い有りません。 しかし、真似事=偽者という図式は完全にそうとは言えません。 発祥の地にスタンダードを主張する権利があって程度が高く、それを真似した日本は偽者で程度が低いならば、 ・ラーメンは中国のものが本物で、日本は偽者である(そして日本のラーメンはまずい) ・カレーはインドのものが本物で、日本は偽者である(そして日本のカレーはまずい) 前に回答された方が仰られている通り、日本人は0→1は苦手だけれども、1からの飛躍は得意としています。 ここからは私の意見です。 欧米人は根源的な単一の真理に辿り着く為の問いに挑んで、それを社会に応用する事に長けています。それは恐らくギリシャ哲学→ローマ法→キリスト教という三つが組み合わさった、コルプス・クリスティアヌムという欧州に共通する社会状況が影響していると私は考えています。 対して、日本は多神教を許容し、明朗な制度の他にも暗黙知での上下関係による抑圧連携などもあったりして、レールが敷かれれば強いのですが、如何せんレールを敷く事が苦手なのではないのかとも思うのです。 欧州の多くの国の文化は、昔栄えたローマ帝国から影響されているので、欧州の各国はローマからパクったとも言えるのですが、そのローマもギリシャからの影響を受けまくっているので、ローマはギリシャのパクリとも言えます。皆パクッていったその上に、自らが生み出したオリジナリティを重ねて行ったのです。 歴史を根源から紐解いていくと、多くの地域で生活していた人々が交易によったり、あるいは戦争で侵略したりされたりで文化に影響を与え合って来ました。 その影響を与え合う文化が、あたかも複数の蔦が同じスピードで曲がりくねりながら伸びて、そのラインを描いてきたのが現在の歴史です。 影響を与え合うとソフトに書きましたが、これは直接的に言うと、自分達の肌に合うように、外来の文化を書き換えて取り込んだ、つまりは真似事をしたという事です。 そもそも真似事という言葉がなぜ否定的な意味合いを持つかというと、真似をした本人が何の努力も無しにオリジナリティを主張しているからなのですが、日本は日本独特に昇華した外来文化の内、何一つオリジナルを主張していません。カレーはインド発祥ですし、ラーメンは中国発祥です。 人には得意な事と不得意な事があります。勉強は苦手だけれど100m走が速い人がいたり、バスケが上手い人がいたり、スポーツは得意でないけれど頭がいい人がいたりと様々です。中には他の人が発明した機械に、「こうした方がいいんじゃないか」と改造するのが得意な人もいるでしょう。 おおよその人には必ず出来る事と出来ない事があります。 ちょっと宗教っぽい事を言いますが、人には神様みたいなものから与えられた天命があるので、それを一生懸命生きればいいのだと思います。他の人と比較して「自分は○○ができないんだ」とどうこう言って出来ない事を卑下しても、あまり意味はありません。 人の集合である国も同じで、何かが苦手だけれどもこれが得意な国があったり、あるいは別な分野が得意な国があったりと様々です。 確かに現在の日本は欧州の真似事であり、何かを生み出すという事が苦手な日本は、それを誇りにする事もできないですし、そこにアイデンティティを見出す事も出来ません。 しかし、取り込んだものを自分達の肌に合うように消化して、更にそこから大きく昇華させるのは他の国にはありませんので、ここは大きく誇っていい部分ではないでしょうか。 現在の世界は一見暗い世の中に見えますが、実は発展の一途を辿っています。 新薬開発、農業収穫の増分、溢れかえる物品と新製品の度重なる発売・・・こうした発展は、即ち、世界各国の人達が過去の技術を勉強していって、更なる未来を作っている為に起こっている現象なのですが、学んでいる生徒というのは、いつしか必ず教師を超えねばなりません。 単に真似をするだけであれば、それは暗記した記号をテスト用紙に書くだけの人間にすぎません。しかし、学んだ技術を使って新しい未来を築くのであれば、それこそが人間に対して本当に求められる能力であり、その点において日本はその資質があると言えます。

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そうですけど?

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