真です。
一瞬戸惑いますが、∃B,∀A,… じゃなく、∀A,∃B,… の意味ですよね。
A と可換な行列の例として、A のスカラー係数多項式で表される行列
が挙げられます。(実は、ソレで全てなのですが、そのことは、
今回は使わないので、証明の手間を避けるため、伏せておきます。)
A が単位行列のスカラー倍でなければ、A の多項式の中には
単位行列のスカラー倍ではないものがありますから、それを B とすれば、
任意の行列とは可換ではありません。
A が単位行列のスカラー倍であれば、単位行列のスカラー倍でない行列の
中から B を好きに選ぶことができて、任意の行列とは可換ではありません。
補足
問題の書き方に語弊がありました。申し訳ありません。 『[2]のBと交換可能でない行列が少なくとも1つ存在する』 が正しいです。 また、2次以上の正方行列というのも書き抜かっていました。