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喪中の時期に神事の行事は禁止なのか
お尋ねいたします 昨年10月に義父がなくなりました 事情により家の建て直しをしなければいけません 節分明けの2月4日に旧家を取り壊したいのですが そのときの旧家の取り壊しにつきお払い・新築工事のおはらいなどをしてもらいたいのですが 神事の行事はこういう場合はどうしたらよいのでしょうか 教えていただければありがたいので よろしくお願いいたします
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【回答】地鎮祭の前に別個にお祓いをお願いしてください。それで忌中でも神事を行うことができます 【解説】神社本庁のサイト内のコラム、或いは「神道いろは」という本を読めば出ています。 その内容を補足を加えて説明すると・・ 習慣として50日の忌中があり、喪に関しては地方の習慣によって異なる。 忌は故人のために神仏に祈り期間であり、この期間は本来は精進潔斎し籠もって祈りを捧げた。 つまり忌中は神示を「してはいけない」のではなく、忌み小屋に籠もっていたので「できない」のです。決して穢れているからではありません。 50日という期間は明らかに仏教の影響で、仏教では49日に故人の転生先がきまる。その間極楽往生できるようにと祈り続けるのです。 しかし現代ではその期間は神社本庁の職員ですら10日余り。なので50日も決まりごとではありません。 喪に至っては「故人の弔意を表明する期間」としか説明されていません。1年間というのは因習であって今では正しい解釈のもと廃止されています。だから忌引き規定に喪がないのです。 神職の方に伺うと「皇學館では“心に開いた穴を塞ぐための期間”としています。つまり悲しみから立ち直るまでの期間であって、それは人によって皆異なるものなのです。一年間喪でなければいけないなどという規則はそこにも存在しません。 喪は慶事を『してはいけない』のではなく、悲しみで『する気になれない』というのが正解。悲しみを乗り越えて家の新築という新しい一歩を歩もうと決めた時点で『喪明け』なんです。 そして最も重要なことが冊子には書かれています 「やむをえず祭祀を行う場合は、忌中であってもお祓いを受ければよろしい」のです。 実は神道に「忌中」とか「喪中」などという義務は何もないんですよ。 習慣として出来上がっただけのもので起源となるものはないんです。 一番有名なのはイザナギ・イザナミ伝説ですが、イザナギはイザナミの死によって穢れたのではありません。 その証拠に、イザナミを葬った後もわが子であるホノカグツチを殺した時も穢れなどとは書かれて居ません。 イザナギが穢れたのは、イザナミとの約束を破り、生きながら死の世界に立ち入ったからです そしてもう一人、天の使命を忘れ、地上で生きて矢に当たって死んだアメノワカヒコも穢れた死者と言われました。つまり掟を破ることが穢れなのです。死=穢れではないのです。 イザナギは禊をする事によって穢れを祓いました。つまりお祓いを受ければ穢れは消えます。 またスサノオは祓いと賠償金、所払いによって罪を免ぜられました。 つまり禊祓いを受ければ全ての穢れや罪咎を免ぜられるのです。 ですから、新築工事のためのお祓いを受けるなら、それを申し込む際に「神社本庁にサイトではこのようになっているので、地鎮祭の前にお祓いを受けたい」と申し込めばよろしいでしょう。 もちろんそのための奉納金は別個と考えるべきだと思います。 神職は常に勉強を心がけなければならないと神社本庁では決めていますが、実際には不勉強な神職もけっこう居ます。なので全ての神職が理解を示すとは限りません。 また日本の神道は神社本庁包括の神社神道だけではありません。むしろ神社本庁より古い神道も数多くあります。なのでそこでの解釈は別になるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。 あくまでも正しい知識を知ったうえで、慣習に従うか否かは個人の自由です。
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- jaham
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>喪主である夫の立場からしてお尋ねいたします 前の回答の通り 忌中(神事や慶事を遠慮する期間)は 喪主である場合 または 亡くなった方が同居親族の場合 には 五十日です それを過ぎれば 通常通り 神事や慶事を行ったり参加しても 何の差支えも無いのです 繰返しますが 喪中はその人の心なので 期間や行動を 他人がとやかく言うことはできません 忌中と喪中の違いをしっかり理解しましょう 世間ではこれを(わざと)混同し、物事から逃げる言い訳に喪中を持ち出す者が多く居るのも否定できません
お礼
Jahamさま 回答ありがとうございました おかげさまで気持ちがすこしらくになり 理解できていないと 相談しても説得力の言葉もでてきませんのでお尋ねいたしました ありがとうごあいました。このサイトの使い方がよく解らなくて 遅くなりました
- jaham
- ベストアンサー率21% (215/1015)
神社で説明している忌中(神事や慶事を遠慮する期間)は喪主・同居親族の場合で 五十日です それ以外は 1~10日程度です さらに喪中は その人の心の中だけのことなので 故人を偲ぶ期間としてそれぞれの人がそれぞれ決めれば良い 喪中は 神事や慶事を行うこと参加することには 何の支障も無い とも説明しています 質問者は 忌中ではありませんので 何の問題もありません 堂々と粛々と進めることです
補足
すみません質問の仕方が間違っていました。 私は嫁の立場できいてしまいました(義父 姑)が亡くなりました。 改めまして質問させていただきます 喪主である夫の立場からしてお尋ねいたします 今までは同居をしてなくて 父が亡くなり母が残りました 母一人になり同居ということになり 家の立替の必要ができました。そのときの神事の取り決めなどは 回答いただいたように何の支障もないと理解してもいいでしょうか
お礼
早速のご丁寧な回答 本当ににありがとうございました。 長い文章でこんなに詳しく回答いただいき感謝いたします。 よく読ませていただきます 末尾に回答くださったように正しい知識を深め どう対処するかよく相談して取り決めたいと思います。 少し心がかるくなりました。