サガジは固有語なので当たる漢字はありません。
また、使用例は 基本形(終止形)<サガジ+オプダ>の活用がほとんどで、それ以外には#1の名詞用法しかありません。
なお、辞典でサガジをひいてみましたが,これはサクス[ssaksu]の方言であることがわかりました。サクスと
いうのは辞典的意味では見込み、兆し、などの意味ですが
これも決まり文句のサクスガ ノラッタ(サクスが黄色い)
というふうに言って皮肉、または非難のニュアンスで使います。サガジとは標準語ー方言の関係ですけど、その使用上違ってサクスは相手が青少年ならびに子どもなどの未成年者である場合に使います。子どもなのに子どもらしい行動をしない、教えてなかったのに大人たちの悪いどころをまねするというニュアンスが含んでいます。(前途の開ける兆候がない 見込みがない)小中高校の
いわゆる問題児と呼ばれるグループの反抗的な行動に対して大人のせりふを思い浮かべるとわかりやすいです。
サクスのサク[ssak]は <芽>のことでサクその自体にも
見込み、兆しという意味があります。すなわち、<芽は緑色であるはずなのに芽がもう黄色いだからダメだ>というか。
そのほか、ヌザグ[neujagu]という言葉もありますが、
これは方言くさい表現なので方言に詳しくないソウルの人が聞いたら、そのニュアンスがピンと来ないかも知りません。用法はサガジと同じです。(ー無いならびに名詞用法)
お礼
返事が遅くなりました。 出先で手元に辞書がなく確認に時間がかかりました。 サガジと言う言葉が気になっていました。 しかしその語源であるサク、サクスと言う言葉を知らず辞書で見つけることができませんでした。 朝鮮語大辞典(角川書店)を見ましたらサクと日本語の「咲く」は語源的に関係あるとかいてありました。 大変ありがとうございました。