福島原発事故の発生した直後、おかしなデマが流れてました。それは、
「核実験時代は今よりもっと凄い放射能汚染があった」 というデマ。
核実験により日本に降下した放射性物質が、原発事故で汚染された2011年3月~4月よりももっと凄い汚染を引き起こしていたなどというデマ。
この質問掲示板にも次から次へとそのデマが現れ、当方はそれを修正してあげたり訂正したりと、わずらわしかったですよ。
それらデマを流す者の中に、一部専門家も含まれてました。
1人はTV番組に複数回出演し、「核実験時代には今よりもっと凄かった!」などと、デマ流してましたが、彼とすれば本気だったのかもしれない。原子力関係の法制部門の専門家だったらしいですが、まるきり理数系には疎いらしい。
彼ら原発御用学者、或いは原発利権者としては、福島原発事故による反原発の気運の発生に警戒したのでしょう。
それら次第に拡大して、デマをデマとは知らずに真実であると誤解してしきりにデマを流す者、後を絶たず。
話しは変わりますが、質問時に、核実験時代には○○の放射性物質が降っていたが例えばこの数字であればどのくらいの被爆量になるのか? とか、その他のもう少し具体的な条件を提示してもらえませんと、回答する側としては回答の仕方が定まりません。
また、核実験時代と、福島原発事故当時と、現在の福島県内と、同じ質問でも回答がガラリと変化します。
正直に言えば、質問文から、「これはクイズだ」と考えてました。皆さんもそうかと。
当初申し上げたように、「単位の使い方が少しばかり疑問」でした。
10^4 mBq/m^2/month の数値表記の中で、 m が全角文字になってました。他は半角文字ですね。
10の4乗のミリベクレルと考えるより、m はミス表記で10の4乗ベクレルであるとしたほうが自然でしたので、予めそれと断って 10000Bq/m2 として計算しました。
ちなみにそこでは 10000Bq/m2 として計算したのであって、10000Bq/m2/momth として計算したのではありません。これも予めお断りしておきました。
放射性物質の種類が不明であるのと、放射性物質の発生原因が不明であるのと、環境の種類が不明である為、以上の措置は妥当であったと思います。
後に放射線量の減衰についてしつこいほど触れてこられましたので、そこでも「?」の感覚を強く持った次第です。
条件をはっきり提示してもらわなければ、全てを網羅した回答になるか、今回のように齟齬をきたしたやり取りで受け流すか、どちらかになりますが、私は後者を選びました。
なお、質問者さんは核実験時代の降下物のグラフか何かを見て 10^4 mBq/m^2/month とかの数字を持ち出したんですよね?
私もそれら資料を眺め返してみましたが、確かに縦軸は「 mBq/m2 」になってるものが多いですね。
また、最近は文部科学省などでは Bq/m2・month という単位表記を使用していますが、核実験時代には Bq/m2/month が多いようです。この場合、どちらも同じです。
なお、私がこれまでの複数の回答で書いてきた事を、そのまま復唱してもらっている分には、別段注文をつけません。その内容で良いです。
注意としては、No3には一部書き間違いがありましたがそれはNo4にて訂正してあります。
ただし、私の回答文の途中を省略してその前とその後ろを繋ぐという… そういう復唱の仕方では、私としてはその内容を保障することは出来ません。
お礼
当方に間違えがありました! 10^4mBq/m^2=10000mBq/m^2=10Bq/m^2=0.01kBq/m^2 でした。 どうやら 10^4mBq/m^2=10000mBq/m^2 とすべきところを 10^4mBq/m^2=10000Bq/m^2 とミスタイプし 10^4=10000 にだけ目が行き「m」の脱落に気付かない誤りを「これで良いのだ」と思いこみ、以後混乱した文章を差し上げてしまいました。思いこみというのは恐ろしいものですね。 教えて戴いているのに誠に厚かましいことではありますが、ひとふし「恨み節」を唸らせて下さい(笑い) 《恨み節♪ 貴方様の最初のご回答(No.3 のご回答)は最初から >例示されてる数値の単位の使い方が少しばかり疑問なんですが、それは大地・環境表面がその放射性物質密度で広域にわたって表面汚染(若干地中にも)された環境で生活した際の被曝量と思われますので、とりあえず、 「 10^4 mBq/m^2/month 」 → 「 10000Bq/m^2 」 であるとしてみると、 として此の回のご回答の大半を構成され、更に >なお、例示された数値が「 10^4 mBq/m^2/month 」 → 「 10000MBq/m^2 」 であるのであれば 、 と、メガベクレルという膨大な数値に関してとりあつかった見積もりを提示してくださったこと これらが、今回の混乱の始まりです。 最初から、私の設問 10^4 mBq/m^2 に直接お答え戴いたうえで、参考として 10000Bq/m^2 や 10000MBq/m^2 に触れてくだされば、何事も起こらなかったと思います》 さて、恨み節はこれまでとして、結論です。 10^4mBq/m^2=10000mBq/m^2=10Bq/m^2=0.01kBq/m^2 ですから、ご回答 No.6 の >一般的には放射性降下物の「蓄積量(沈着量)」から放射線量を求めるには次の換算係数を用います。(ICRU53) I-131 : 0.00174 Cs-137 : 0.00268 Cs-134 : 0.00685 ただし、(μSv/h)/(kBq/m2) 計算式は、 「環境汚染密度」×「換算係数」=「放射線量率」 を用いて、一ヶ月間に降り積もった 137Cs による空間放射線量の上昇値は 0.01kBq/m^2/month × 0.00268 = 0.0000268μSv/h ★ 結論: 自然放射線量率の標準値は 0.05μSv/h 程度ですから、上記計算結果は諸々の誤差の総計と比べても格段に小さいので、問題にするに値しない。ましてや、風雨、自然の浄化や減衰等を持ち出して議論する必要は全くない。 【参考1】: 過去の日本において、核実験時代に最も放射性降下物の多かったのは1963年6月頃で、東京にセシウム137が1ヶ月間に 550Bq/m^2 降下した。これを空間線量率に換算すると 0.55kBq/m2 × 0.00268 = 0.00147μSv/h であったと推測でき、これは自然放射線量率の標準値を 0.05μSv/h とするなら、その 3% 程度である。30ヶ月連続して550Bq/m^2 が降下して、「自然除染が発生しなければ」0.05μSv/h となる。 【参考2】: 核実験によって日本に降下した放射性物質の量が、通常で1ヶ月あたり 10Bq/m^2 程度に収まっているのであれば、それがどれほど継続していたとしても、空間放射線量を大きく上げる要因にはなりえなかったであろう。 【参考3】: 福島原発の事故で東北一帯に降下した放射性物質の量は、2011年3月のひと月だけで、自然放射線の量に匹敵するかそれ以上になった。福島県双葉郡では 3340000Bq/m^2(8.95μSv/h)に達し、これは自然放射線量の約18倍である。 ★ この度の原発事故で緊急避難なさったまま、ご自宅に帰ることができず、この寒空に避難所生活を余儀なくされている皆様に、心からご同情申し上げます。新政権のもと早く従前の平和な生活に復帰できますよう応援致しております。 ★ 御礼: WW-K様には、大変お手を煩わせいたしました。その間、終始寛容な態度で接して戴き有難うございました。心から感謝申し上げます。 ★ 終了宣言: もし、上記私の復唱に誤りがなければ、この質問をこれで終了させていただきます。有難うございました。