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宗教の違いは何故?

滋賀県大津市内です。比叡山の麓の田舎に住んでいるのですが、うちの町内はどうも『天台宗』と『浄土真宗』に大別されるようでして、比叡山はご存知の方も多いと思いますが『天台宗』になります。一方数ではどうも『浄土真宗』の家が少し多い気がします。親戚云々は関係が無いように思いますが、隣の坂本と言うところは、昔は遊郭のようなものもあり、また僧兵と言う坊さんが兵になっていた?との話も聞きます。話が逸れましたが、以上から『天台宗』は武士の家系、『浄土真宗』は農民の家系と思うのですが、この考えは間違いでしょうか?ちなみに当方は『浄土真宗』になります。

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回答No.2

浄土宗・真宗関連は鎌倉時代に武家を中心に広まりました。 厳しい戒律を受け入れられずに、悪人正機説なんてゆとり発想が だらしない武士、今で言えば公務員層に広まったのです。 浄土で救われるという発想は、どちらかと言うと一神教に近いですが。 天台宗に至っては、もっと昔なので、同列に語る事がおかしいのではと思います。 密教や法華経にまで分派していますし、釈迦の教えを重視するならば、法華経に 辿り着くのが自然なのですが、そうならないで途中で止まってしまった勢力ですから、 天台オリジナルで数が残っているのは、当然少ないと思います。 まあ、現代日本における、平均的なレベルの宗教観がこのザマでは 宗教と言うより、家伝の決まりレベルでしかなく、思想や行動に発展する事も ありません。釈迦仏教の分派同士が、町の多勢を占めているのは哀しいことですね。 まあ、檀家仏教の体制が続いた田舎ならではの現状であり、どちらが多いかどうか なんてのは誤差の範囲でしかないかと考えます。

ytz500sec
質問者

お礼

ありがとうございます。つまり、究極は法華経に辿りつければ良かったものを、途中『こんなもんでええん違うの?』で一番早く離脱したのが、浄土宗、浄土真宗で、もう少し頑張ったが『もうええで。離脱した奴もそれなりにやってるんやし、ワシらもここらでええんちゃうの?』が天台宗、最後まで頑張った人は法華経と?まったく違いましたかね?

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回答No.1

かなり複雑な説明が必要な御質問です 宗教といえば日本では仏教を指すという位に日本は仏教国です 元々如何であったのかは別にして 日本では古の昔から仏教で国家を治めるという国家思想が一時期ですが流行しました 正しく流行なのです いつの時代でも流行を敏感に察知して取り入れる等と言う事は 資産階級や支配階級のものの考え方です それが日本では仏教伝播の大本です 従いまして東大寺や永平寺や延暦寺等の古刹では旧来の権力者が信仰に名を連ねたと考える事が妥当です その当時の民衆は貧しく信仰どころではありませんでした その後 法然や親鸞や日蓮等の民衆信仰としての仏教が時の権力者の迫害を受けながらも 勢力を拡大していった時期があります この後 仏教は日本中にその勢力や政治的発言権の拡大と共に一斉に勢力を拡大していきました この事と前後して 日本では家の宗教としての立場の確立を経て 家の宗派は代々変わらず 個人の宗派とは考え方を異にしていきました 特に蓮如の勢力が絶大であった大阪地方を中心に真宗が持てる力を庶民信仰に注いだ事もあり 一気に勢力は拡大して大阪では21世紀の現代でもその真宗の持つ影響力は 府民約九百万人のうち約90パーセントが真宗の大谷派・本願寺派を問わずに信仰されています 注意して頂きたい事は日本人の言う信仰とは概ね家の宗派が如何かと言う事であって 決して深い意味ではありません 特に時の政治勢力の一部と結託させられた真宗は  都合良く 後に豊臣・徳川両勢力の謀の結果 勢力の二分化を余儀なくされたという事実があります 日本の仏教は大きく分けて 貴族・武家信仰 大衆信仰 の大別が完成してしまったのです 仏教は権力者には都合良く階層の宗教です その階層の宗教を下々の者たちが信仰する事には 権力者や資産階級の反発があって然るべき事態です 階層とは上から見た思想です 差別とは下から見た思想です 事象とは見る立場でこれ程にも変化するものなのです 当然 当家も真宗大谷派ですので身分は貪百章です 如何でしょうか 御理解頂けますでしょうか???

ytz500sec
質問者

お礼

おはようございます。ありがとうございます。ご回答頂きましてから、何度も、何度も読み返しておりますが、難しいですね。取り合えず最下層には間違いないのかなぁと思うのですが?もう少し読み返してみます。