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H NMRの測定結果についてについて
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- horai
- ベストアンサー率70% (7/10)
大分時間が経っているので、解決されたかも知れませんが、一応。 サリチル酸メチルのベンゼン環に結合した水素のシグナルは、計算上では 7.93 ppm, 7.33 ppm, 7.08 ppm, 6.90 ppm あたりに観測されるようです。 (雑な概算で求めたので数値は前後すると思います) 確かにベンゼン環の水素は7.27ppmに観測されますが 置換基の種類や置換の数によって、シグナルの観測位置にも幅が出ます。 そのため、一概に7.2~7.9 ppmのシグナルをベンゼン環の水素だと判断するのは早計かと思います。 合成に使用した薬品、NMR測定時に使用した溶媒、実験精度及び合成経路が不明なので 詳しく同定することは、こちらからはできません。、 ぱっと見た感じでは、二置換ベンゼンの割れ方からも考えて、左から1,3,4,5番目のシグナルがサリチル酸メチルに対するベンゼン環の水素のシグナルではないかと思いますが、前述の通り、不純物及び未反応物の推測ができないので、参考までに。
- ryo_ky
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#2です。 参考のリンクについて補足です。 化合物名にサリチル酸メチル 部分一致にチェックを入れ 右側のスペクトルでH-NMRにチェックを入れて検索すると、 SDBS NO.727にmethyl salicylateが出ますので H NMRの下のYをクリックすると、H-NMRが見れます。
- ryo_ky
- ベストアンサー率47% (112/237)
まず、重溶媒になにが使われていますか?溶媒によって検出されるピークの位置が変わります。 多分重クロロホルムだと思いますので、その過程で話を進めます。 サリチル酸メチルという事ですが、重クロロホルムの場合、ピークとしては 芳香環・・・面積4 フェノールのOH・・・面積1 メチル・・・面積3 の計8分の面積で 4ppm付近にメチル基のシングレットのピーク、10ppmにヒドロキシキ基のピークが現れていますよね? 7~8ppm付近は芳香環由来で且つ、置換基の影響による化学シフトでピークの位置がそれぞれ異なると思います(面積1ずつ)。6.8~7.0も芳香環由来のピークです。 あと、カップリングを含めて考えて見ましょう。そうするとピークの割れ方も含めて帰属ができますので。 また、重クロロホルムは7.2付近にシングレットとして現れます。 質問者様のスペクトルをみると、7.2付近にトリプレットがありますよね? シングレットなら重クロロホルムかと思ったのですが。 参考までに http://riodb01.ibase.aist.go.jp/sdbs/cgi-bin/direct_frame_top.cgi
- NiPdPt
- ベストアンサー率51% (383/745)
本来あるはずのないシグナルがあるのであれば不純物と考えるのが妥当でしょう。 しかしながら、産総研の有機化合物のスペクトルデータベース SDBSで見ることができるサリチル酸メチルのスペクトルと見比べれば、7.2と7.9の間に不純物のシグナルがあるようですし、6.8から7.0の間にもサリチル酸メチルのシグナルがあるようです。 つまり、あなたの帰属そのものも不適切なようです。