もうご存知でしょうが(というか教科書に書いてあると思いますが)
自動詞というのは、「~を」の目的語を取らない動詞ですね。
例えば「泳ぐ」がそうです。他にどんな修飾語があろうと「~を」
さえなければ自動詞。「海で泳ぐ」「夏に泳ぐ」「彼女と泳ぐ」
はあっても「プールを泳ぐ」は変、という。
前置詞を伴う修飾句をまずカットしましょう。
「I swim with her」とか「I swim at the beach」だったら、
with~とかat~とかが出てきたらその部分はカットして「I swim」
だけ取り出して考えるといいでしょう。
「I read the book」だと、これはwith もなにもないので、the book
は目的語だろう、と。「I walk to the school」だとto~なので
これはカットして「I walk」、目的語がないから自動詞。
動詞のなかには意味によって自動詞にもなるし他動詞にもなる単語があるので
注意してください。例えば「run」は「走る」の意味では目的語を
伴わなくても使える自動詞ですが、「please run the 'start' command」
コマンドを走らせる、なんて場合のrunは、他動詞。
授与動詞は「~を」に加えもうひとつ目的語「~に」があるパターンですね。
She give me the chocolate. どちらも「to~」だの「with~」だの
を伴わない。でも二つある。「私に」と「チョコレートを」。
あと、動詞そのものを修飾する副詞がある例もあります。
「I read the book slowly」「本を」というのと「ゆっくりと」が
二つあるから授与動詞か、というとこれは違いますね。動詞にたいして
「どんなふうに」の説明をつけるのが副詞です。これも、文型だけを
考えるときはじゃまなだけなので無視しましょう。