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価格と物流の関係
価格と(恐らく)物流に関する質問です。 ある品物が定価で売られた場合と割り引かれて売られた場合、それによって品物を作った側の儲けが変わってくるのでしょうか?また、この値段の差はどこから生まれてくるのでしょうか? 例えば、定価が\200のお菓子があるとします。これが ・コンビニで\200で売られる ・スーパーで\100で売られる 場合、この販売価格の差によって、お菓子の製造元の儲けは変わるのでしょうか?また、この販売価格の差を生み出しているもの(これが物流かなぁと思っているのですが。卸とか)は何で、どのような仕組みになっているのでしょうか? 曖昧な質問で恐縮ですが、ご教授頂ければ幸いです。
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私の知る範囲でご回答致します。 まず会社とは、本来利益を出すために存在していますから、同じ製品を違う単価で売る場合でも、そろばんはしっかりはじいていると思われます。 儲ける方法は、薄利多売と、少なくても高額で売る場合がありますから、一概に単価が安いからと言って儲けていないとは言えません。スーパーで100円で売られていても、非常に多く売られれば沢山儲かります。ただし、商品が全く同じであると、客は安い方を選びますから、アパレルなどの消費財などはブランドを変えて違うように見せるということもします。 さて、ご質問ですが文脈から判断するに、製造者側に関して、ということですが、この場合、製造者側が最終値段を決めているケースと、オープンプライスで小売りに渡しているケースの二通りがあります。 前者のケースは、製造業がマーケティングまでを行っているケースで、例えば、小売りに「この商品は200円で売ってくれ、お宅には10%あげるから」と言います。このケースでは、製造者は、上記に書いたようなマーケティングを行います。 次に、オープンプライスで渡すケースですが、「これは、うちの出し値で90円だから、好きに売ってくれ」と、小売りに渡すケースです。この場合、最終値段の決定は小売り側にありますので、製造者側には最終値段は関係ありません。ただし、一般的に製造者側は、大量に購買してくれる小売りに対しては、値段を安く提供します。というのは、やはり、大量に購買してくれると、製造効率(規模の経済性といいます)がよく、原価を下げられるからです。また、当然ですが、沢山買ってくれる方が、利益に貢献しますよね。 最後に、物流に関してですが、最終的な値段には直接関係ありません。一般的に、日本のリテール品は、販売価格の30%がコストだと考えてください。残りの70%は物流コストではなく「流通コスト」と言われています。流通コストは、中にはいる卸業(ほとんどが付加価値が無い)の口銭などですが、最も大きいのは、生鮮食品や季節変動の大きいアパレル品などの場合は、売れ残り在庫です。結局、メーカーは、欠品すると顧客満足度が下がるために、実需よりも多めに生産しますが、必ず売れ残りがでてきます。その売れ残りを見込んで値段を設定するのです。一般的に、アパレル品であれば消化率は6-70%と言われています。 余談ですが、コンビニとスーパーで、値段が違うのは、コンビニは「利便性」という値段に代わる価値を提供していますので、その価値を価格に転嫁できるから高額で販売できるのです。平たく言えば、少々高くても家の近くで買えるからいいや、とか、少々高くても、一人用に切ってあるからいいや、と考える消費者心理です。
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販売価格ー仕入価格=粗利益 粗利益ー経費=純利益(儲け) 経費には人件費や借入金利子、固定資産の償却費等が含まれます。 純利益は役員報酬、株主配当、租税等に当てられます。 物流費は一般的には仕入元の負担です。 製造元の販売価格(仕入価格)が固定されている場合には製造元の儲け(利益)は販売価格によって変ることはありません。 しかし、スーパー等の場合は大量仕入れを武器に仕入価格を叩き安くさせているのが通常です。 この場合だと製造元の利益率(販売高に対する儲け率)は下がりますが利益金額は変らない場合があります。 製造元は「利益率」なのか「利益高」なのかの選択です。