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ガラス
ガラスは個体ではなく、液体といわれるのはなぜでしょうか。
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ANo.1様の御回答が正しいです。 非晶質と言っただけでは御理解頂けないかも知れませんが、要するに、結晶はその物質を構成している分子や原子が、一定の規則性を保って整然と並んでいるのに対して、ガラスは原子の並び方に規則性がありません。 液体中では、分子や原子は、束縛される事無く自由に動き回っていて、ある分子に注目した際に、その分子に対して他の分子の位置関係や分子の向きには規則性がありません。(例外として、水などの様に、液体中においても、一部の分子の配置に規則性が残っているものもありますが) ガラスの分子の並び方は、液中を自由に動き回っていた分子の位置や向きはそのままに、動く速度だけを、温度を低くする事で極端に遅くしたのと似たような状態となっています。 そのため、「ガラスは固体(「個体」ではありません)ではなく、『ある意味において液体』」と言われる事もあるのです。 因みに、融点があるのは純粋な物質か、或いは、共融混合物と呼ばれる特定の成分比を持つ混合物だけで、不純物が混じっている物質の殆どは、融点を持ちません。 ですから、決まった融点が無いからと言って、必ずしも、液体と同様だという事は出来ません。
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- ORUKA1951
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その説明が成り立つためには、固体とは何か、液体とは何かを定義しておかないと、解説はできません。 まず、通常は固体とは容器に入れても形が変化しないものを言います。厳密にみていくとおかしい定義です。鉛は斜めに立てかけておくと徐々に変形します。これはガラスも同じで実験室のガラス管を立てかけておくと曲がってしまいます。でも金属鉛は液体といえるかというと、この定義に従えば液体と言えなくもないです。 結晶構造を持つか持たないかといわれると、アモルファス(非晶質)の物質は固体ではないことになってしまいますが、それもおかしいです。実はガラスは代表的なアモルファス(非晶質)ですが、それをもって液体と言うのは無理があります。 「ガラスは液体である」というのは、「結晶構造や明確な融点を持つ一般的な固体ではない」と言う部分を強調するための「いいまわし」と言うほうが良いでしょう。 ガラスと言うのは、結晶、液体、気体などと同じ物質の状態のひとつと考えるほうが良いでしょう。
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回答ありがとうございました。
- flemys
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うろ覚えですが・・・ 氷は固体で水は液体ですよね。 で、氷を常温で放っておくと温度が上がって 水になるんですが 途中で水と氷が混ざって0度の状態が続きます。 これが「融点」なんですが ガラスを熱していくとこの「融点」がないまま 600~700度くらいで飴みたいにドロッとなるそうです つまり常温のガラスは 固体と見間違うくらいに固い液体ということらしいです。 それでも超ゆっくりと流動するそうで 何百年も前のステンドグラスなんかは 下の方が厚くなっちゃってるのだとか。
お礼
回答ありがとうございました。
- アウストラロ ピテクス(@ngkdddjkk)
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結晶と言うのは、原子同士が規則正しく整列して自由に原子が動き回れないものを言います。 ガラスはそれに対して非晶質です。詳しくは下のリンクを見て見てください。 http://okwave.jp/qa/q1049344.html
お礼
回答ありがとうございました。
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回答ありがとうございました。