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「造」の読み方について
竹取物語の「讃岐造」の読み方についてですが、私も促音がなかった時代の表記は「みやつこ」ですが、読みは「みやっこ」と習ったように思います。以前にも高校の教科書で「みやっこ」と習ったという方がいたようですが、自分よりも若い人に「みやつこ」と習ったが本当はどうなのか、と言われました。以前の回答の中には、両方あったが、正しいのは「みやつこ」とありました。教科書や年代で読み方が違ったりしていたのでしょうか。どなたかそのあたりのいきさつの詳しい方、お教えください。
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みやつこ=造=御家つ子=御奴 としている辞書が多いようですが 奴の由来として「家つ子」の意だとしている辞書(岩波古語辞典)があります。 引用しますと 【奴 】 —略— 《室町時代までヤツコ、ヤッコとなったのは近世以降》 とありますので、どちらでも良いということになるのではないでしょうか。 ただし岩波古語辞典には【造】が無かったのがちょっと気になります。広辞苑には 【造】御家つ子の意という、 と書かれていますが。
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- TANUHACHI
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「造」は日本史の用語として「みやつこ」と読み慣わしています。これは古墳時代の「伴造」として世襲的に職掌を司る職能集団を率いる族長であり、他方では「国造」としてヤマト王権が地方を支配して王権の下で機能する職掌と考えられています。 『竹取物語』の冒頭に記されている「讃岐造」ですが、岩波版「古典体系」によりますと、初版から「讃岐の造(さぬきのみやつこ)」とルビが振られていて、典拠となった系本の頃から「みやつこ」と読まれていたことがうかがえます。
お礼
詳しく教えて下さり、ありがとうございました。 よく解りました。
- tanuki4u
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E4%BE%BF 音便の歴史 平安初期から始まり、院政期には出揃ったそうです。
お礼
興味深いサイトを教えて下さり、ありがとうございました。面白く読ませてもらいました。
お礼
詳しく教えていただき、 ありがとうございました。言葉の成り立ちがよくわかりました。