僕は、両親と血のつながりがありません。
僕は、両親と血のつながりがありません。
僕は、20歳の男です。1人っ子として育てられました。今年の始めに、実は、僕と今の両親とは血のつながりがないと母から言われました。聞いたその時は、うまく飲み込むことができず、その後もしばらくはその話題には一切触れずに生活してきました。
最近、それとなく話をする気になったので、聞いてみたところ
(1)僕の本当の親は父が国家公務員で、母も四大を出ている。
(2)6歳上の姉がいる。1~2歳下の弟がいること。
(3)今の苗字は3文字だが、本当の苗字は2文字であること。
(4)現在の父は、種無しで、1歳の僕を養子縁組したこと。
などを、聞きました。
正直、ふぅ~んという感じです。
だって、20歳にもなってそんなこと言われたって…と思いました。(幼い頃に聞いていても理解できなかっただろうということは、僕自身、頭では分かっています。)
元の両親の元に戻って一緒に暮らせるわけでもなく(無論、そんなことは望んでいません。)、今の生活を維持する選択肢しかないではないですか。
僕は、幼い頃、今の母に虐待と思われることをされました。児童相談所にも短期間ですが、入ったことがあります。それを、母は、「頭の中に、どうしても自分で産んだ子供ではないということがあった。」と言われました。
…今の親の都合(子供をもうけることができない)で、勝手に連れてきておいて、何言ってんだ!と思いました。
親は勝手に子供を選んでおいて、自分で産んでないからって殴ったりするのはどうなんだって、今も口には出しませんが、思っています。
話が変わりますが、最近、家を建てることになりました。
状況としては
(1)今の父は、定年を迎え、今は嘱託として働いています。稼ぎはそれなりにあります。
(2)父単独では、住宅ローンを組むことができないが、僕と一緒にリレー返済?親子ローンというものにすれば組める。
(3)ローンを組むと言っても、名義だけ。返済は、今の父と母の収入で出来るそうです。連帯保証人という形で、ローンを組むために名義を貸した?ような感覚です。
(4)今の家は、築30年ほど経っていて、いろんな場所にガタがきている。
大まかには、こんな感じなのですが…
書類等を書いている時、ハンコを押す時など、頭の中に、どうしても本当の親ではないことが浮かんでしまいます。
家を建てなおすのは、今の親の「夢」でした。僕は、その夢を邪魔する気もないし、返済の義務もないし(何らかの理由で返済義務が僕自身に及んだら、抵当に取らせるからという内容で話は進んでいます。)
、ローンを組むために僕の名前が必要ならと思い、ハンを押しました。
ですが、モヤモヤしています。
ローンを組んだからではありません。
その家は、いずれは僕のものになります。今の父に何かあったりした場合は、ローンを返さなくていいそうです。僕は、別に家が欲しいわけではありません。
僕は、その時好きな人と一緒ならばアパートでもなんでもかまわないのです。
…なんというか、今の父と母が他人に感じてなりません。
実際、血のつながりもないし、他人なんですけどね。
その人たちのために、数千万のローンの連帯保証人になったこと、後悔しているのでしょうか。
自分でもよくわかりません。
今の父と母にもいろんな事情があり、養子をもらったのだと思います。
今の僕は、周りが偽善者に見えて仕方ありません。
親戚も祖父母達もみんな、僕が養子であることを知っていたのでしょう。
物事がすべてよくわかりません。
養子だという事実を知りたくなかったのでしょうか。どうせなら、死ぬまで言わないでいてくれた方がよかったと思ってるのでしょうか。
でも、きっと僕は言います。「なんで、話してくれなかったの!!」って。
でも、実際、話されると今のこの状況…。
自分がよくわかりません。
僕は、誰なんでしょう。
嫌なことがあると、普通に元の親と暮らしていれば、もっと違った運命になっていたかもと思ってしまいます。
今の、親に特別な不満等はありません。
でも、たぶん心のどっかで、僕は今の親を恨んでいるのだと思います。
でも、恨んでも仕方ないこと。いろんな事情があったこと。今の親だって精一杯育ててくれたこと。
頭では、分かっているんです。
今の家での状況は、いたって良好です。
会話もあり、出かけたりもします。
今の、状況を壊さずに、僕の過去の話を聞きだしていくにはどうしたらいいでしょうか?
それとも、このことは、もう封印するべきなのでしょうか?
お礼
御回答ありがとうございます。 血という漢字の成り立ちについては興味深かったです。 すると、「血が繋がっている」などという場合の「血」は本来、人間の血ではなく生け贄の血を指すものなのですね。 現代ではどちらかというと、「人間(親)の血」という意味合いで使われているように思いますが、次第に変容していったということでしょうか。 「血が繋がっている」と言われると、どうしても遺伝的なものを連想してしまいますが、そのような昔の歴史を踏まえるとまた違った見方も出来ますね。 興味深いお話で、参考になりました。ありがとうございました。