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NHKの時報

NHKの時報は2種類の高さの音を4つ使って表現されていますが、どのような音の高さで表されているのでしょう? それはどういう理由でそうしているのでしょうか? ご存じの方いらっしゃったら教えて下さい。

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回答No.5

#2です。 一部勘違いがありましたので、補足させてください。 >>「耳の感度が一番高い音程」=880Hz・・ 昔、時報の音の説明で聞いた記憶があったので、そう信じていましたが、念のため調べてみると、実際には3KHz位にピークがあるそうです。↓ http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newreport/noise/souon_13.htm ただ、新しい研究では若干規格が変わったそうで、↓ http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2003/pr20031022/pr20031022.html これによると、普通の音の大きさに関していえば、1KHz弱のところにもピークがあり、やはり440Hzと880Hzでは差がありますね。 なぜ440や880Hzを使っているのか?は分かりませんが、 人間の歌声の高い目の音程に近い、というのがひっかかります。↓ http://www.sakai.zaq.ne.jp/senkon/second.html http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/1414/oto-onngaku-hito2.htm#niti #1さんの仰る「1オクターブの完結」は、大いに頷けます。 「耳にやさしい、ほどよい高さの音」とも言えるのではないでしょうか。 また、救急車のサイレンの音が880Hzをはさんでいる、というのもなんらかの意味があるようにも思います。 ちなみに3Kzくらいの音というと、「赤ちゃんの泣き声」や「女性の悲鳴」の音の高さ、という記述のページもありましたから、「必要にかられて、その高さの声(音の周波数)を出す」という珍解釈(?)も成り立ちそうです。(笑) いくらよく聞こえる、といっても時報には向かないような・・ それにしても#1さんも#4さんも、とても「一般人」とは思えませんね、敬服いたします。 私も勉強になりました。

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回答No.6

880というのが、人間の生理に馴染む高さだと聞いたことがあります。 新生児の産声は、人種・性別・体重などに関係なく、みんなほぼ全員この高さなのだと聞きました。 そのへんにもちょっとだけは関係あるのかもしれません。 全くのご参考まで。

jesro
質問者

お礼

参考でも大変貴重です。ありがとうございました。

  • puni2
  • ベストアンサー率57% (1002/1731)
回答No.4

>でもなぜ440hzのラでなければならなかったのでしょう、ドでもファでも良いような気がしますが・・・。 確かにそうですよね。 ラ音=440Hzで整数値だけど,それ以外の音は周波数が無理数になるから,とか? でもあんまり関係なさそうですよね。 実際,TBSラジオはド音を使っています。 ちなみに,昔のNHKの時報は,今よりも1オクターブ低かったそうです。 手元の本(『時と暦』)の中に,昭和8年(1933年)のNHKの時報のやり方が出ているのですが,これがなかなか面白い。 59分20秒から0分0秒まで,カチカチという音を1秒ごとに鳴らします(電話の時報と似てますね)。 そして,予告として,28, 29, 30, 39, 40, 50秒に,ピアノでラの音(110Hzと220Hz)を鳴らします。 0秒には同じくピアノで,440Hzを鳴らします。 残念ながら,その後どういう変化をたどって今の時報になったのかまでは書かれていませんが,何らかの理由で,音程が一オクターブ上がり(やはり,前の回答にあるように,聞きやすいというのが大きいと思います),またピアノの代わりに簡便な電子発信音にかわったのではないでしょうか。 直接の回答につながる情報を持ち合わせないので,お答えできずスミマセン。よけい疑問が深まってしまったかもしれませんね。

jesro
質問者

お礼

勉強になり真下。ありがとうございました。

  • poor_Quark
  • ベストアンサー率56% (1020/1799)
回答No.3

>でもなぜ440hzのラでなければならなかったのでしょう  特に明確な理由はないと個人的には考えています。大昔は基準音などなかったはずです。音楽が体系化されるにしたがってどの楽器のこの音を基準とするとか、音叉などの物理現象を利用した基準音が定着したものと想像しています。ただし、楽譜は残っていても音そのものは残っていないので、正確にはどの周波数を基準としたのか分からないはずです。(楽器の大きさやその発声原理が特定されればある程度の幅を持って推測は可能かと)  近代になって音のもつ物理的特性が定量化出来るようになって測定してみたらたまたまラの音が440Hzに近かった、ということだと思います。440Hz前後の周波数を持つ音は自然界の中で進化してきた人間の耳にとってもっとも聞きやすい音の高さと判断され、この音が選択されたと想像しています。  自然界で人間が生き残るために知覚が必要とされる音が数百ヘルツを中心とした広がりを持つ帯域だったのではないかと考える理由ですが、自らに迫った危険を察知、回避するための自然現象の発する音や、動物の鳴き声といったものを捉え、知覚するのは必要なことであったはずです。  自然現象で考えれば雷や雨の音、水の流れる音、風の音などそれぞれの発生原理や音をだす物の物性から特定の音の高さが決まり、それを音を聞くための動物の器官、つまり耳がその周波数にもっともよく対応したのだと思います。  動物の鳴き声の周波数ですが、これはその動物の大きさや発声器官の構造に左右されます。しかしこれとても物性というものに束縛されます。イルカやコウモリなどは、獲物となる生き物の可聴音以上の周波数の音(超音波)をつかって狩りをしますが、獲物となる生き物がそれを「聴く」ことができれば狩りにはならないはずですので、可聴音の範囲はたいていの生き物ではほぼ同じではないかと推測しています。犬などは人間より高い周波数を聴くことができるらしいですが、おそらく人間が聴くことの出来る最高の音よりオクターブ上(40KHz)以内ではないかと考えます。  それとオクターブを使う理由ですが、たとえば3度の和音を使ったとします。ド・ド・ド・ミーとハミングで音を実際に当ててみるとおわかりと思いますが、音の流れが完結せず不安定な感じです。4度(ド・ファ)でも同じです。5度(ド・ソ)は流れがだいぶ強いですがそれでもドと1オクターブ上のドというつながりほど完結しません。ある意味、時報のあの4つの音の流れはイ長調かハ単調(最初の音がトニックだとすれば)の、メロディーとリズムを備えた音楽なんだと思います。  時報で使われる音色としては、倍音のサインカーブの単純な組み合わせのように感じます。アタックは不快さを与えるほど強くはなく、明確に音の始まりを表現しています。最後の音のサステインレベルも程良く設定してあり、総じて違和感や不快感のない音色でかつ明確に表現されていると感じます。 http://www.junkyard34.com/FruityLoops/Help/html/glossary_envelope.htm  ちなみにピアノでは3つ並んだ黒鍵の右側二つの黒鍵の間の白鍵がラです。ギターは中心となる周波数が一オクターブ分他の楽器より低いので、1弦の5フレットが最初の3つの音で、その一オクターブ上の最後の長い音は1弦の17フレットになります。  以上は私見ですので、自信無しです。

jesro
質問者

お礼

とてもご丁寧にご説明戴き、本当に勉強になりました。 ありがとうございました。

回答No.2

#1さんのお答えの通りです。 >それはどういう理由で・・ 最後の少し長い音(880Hz)は、人間の「耳の感度が一番高い音程」だそうです。 前の3音がかろうじて聞こえる程度でも、最後の音はよく聞こえるので、「聞き漏らさない」という効果もありますね。

jesro
質問者

お礼

なるほど、そういう理由だったんですね。ありがとうございました。たすかります。 ついでに良いですか? すると先に880hzの方が決まって後でオクターブ下げて3音を作ったことになるということで理解していいでしょうか?

  • poor_Quark
  • ベストアンサー率56% (1020/1799)
回答No.1

固定音階でいうと「ラ(A)」ですね。 移動音階で言ってもハ長調の「ラ」です。 空気を一秒間に440回ふるわせる音の高さは「ラ」と決まっているからです。ヨーロッパではオーケストラのチューニングの時442Hzを基準とする場合も多いようですが。 短い3つの音が440Hz、それに続く長い音が880Hzで最初のラよりオクターブ高くなっています。ピアノの鍵盤かギターで試すこともできます。

jesro
質問者

お礼

ありがとうございました。助かりました。でもなぜ440hzのラでなければならなかったのでしょう、ドでもファでも良いような気がしますが・・・。もしおわかりならそこの所も教えて下さい。