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扶養家族について
知人から相談されたのですが、彼女は今コンビニとファミレスで働きながら、今父親と弟と祖母と一緒に住んでいます。今回年末調整の時期になり前々から父親に103万円の扶養内での稼ぎには収まらないと話して会社に話しておいてくれるように頼んでいたのですがまだ彼女は父親の会社では『家事手伝い』のままだったらしいです。掛け持ちをはじめもう2年がこようとして昨年一年の給料を計算したら139万円だったらしく今年もすでに110万はいってたので、もう一度父親に話したら『会社に言うのが邪魔くさい』だの『気がむいたら』だの取り合ってくれないらしく、困ってます。彼女も計算しながら働いていたわけでないので、駄目だとは思うのですが、家事をしながら家の用事や障害をもつ弟さんの用事でいつでも出れるよう昼間は時間が自由になる方がいいとパートで働き自身が作ってしまった借金の支払いや年金の支払い自分自身にかかるお金を自分の稼ぎで賄い、よく頑張れるなと誇りに思います。いつまでこの掛け持ちが続くかは、バセドー病と皮膚病を患っている事もあり体力的にも分からないが、どちらも一緒に働いている人にも恵まれ辞めたくはないし…と悩んでいます。確か130万までなら社保は父親の会社のが使えるとか…私もあまり詳しくないので、勝手な事は言えませんが…103万越えたら住民税、所得税を払うとか…『脱税になるんだろうな…』と元気もなく心配です。確定申告も父親がめんどくさがって今までしたことがないようで、コンビニで源泉徴収票をもらい(ファミレスは言わなくても給料明細についてた)自分だけでも確定申告しようとしたら、コンビニで『税金たくさん請求されるだけやからやめとけ』と言われ父親の会社では働いてないままやったので結局やめたらしいです。今回ファミレスで扶養内で働いてるんかと聞かれ、じゃなかったら税金とかどうしてるの!?と言われ不安になったらしいです。私がすごい疑問に思ったのは、外でどれだけ働いても親が会社に言わなきゃ分からないものなのかなと言う事です。どなたか教えてください。彼女の元気を取り戻したいです
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長いですがよろしければご覧ください。 >外でどれだけ働いても親が会社に言わなきゃ分からないものなのか… 分かることもあれば分からないこともあります。 簡単に言えば「犯罪を犯しても見つからない限り犯罪があったことすら誰も知り得ない」のと同じ事です。 なぜそういうことになるのかといいますと、「所得税(国税)」は「申告納税制度」と言って、「私は昨年○○円の収入がありました。計算したところ税金は△△円です。」とすべて【自己申告】で行なうのが「原則」だからです。その手続が税務署で行う「確定申告」です。 ですから、税務署は申告書の内容をチェックしたり、各所から集まる資料(法定調書)や市町村をはじめとする関係機関や第三者からの情報提供(密告)などから、「申告の間違い」「申告忘れ(漏れ)」「所得隠し(脱税)」などを見つけ出して、正しく納税するよう指導したり、悪質な場合は強制的に徴収するわけです。 『 [PDF] 税務署はどこまで知っている?-税務署へ提出される法定調書とは』 http://www.43navi.com/news_letter/pdf/000071.pdf 『国税庁の公益通報の受付・相談窓口』 http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/koekitsuho/madoguchi/02.htm この税務署のチェックや市町村役場(役所)の税務課でおかしな所が見つかれば分かりますし、見つからないと分からないというわけです。 ちなみに、税金にも「刑罰」や「時効」があります。 『脱税』 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B1%E7%A8%8E 『税金の時効』 http://rh-guide.com/other2/zei_jikou.html ------- なお、自営業者などは完全な「申告納税」なのですが、会社員やアルバイトなどの【給与所得者】は「所得税の源泉徴収と年末調整(所得税の過不足の精算)」という制度が併用されているので、(自営業者よりも)市町村や税務署が「間違いや不正」を見つけやすくなっています。 「源泉徴収と年末調整」は「給与の支払者(≒会社)」の義務なので、会社が間違ったり不正をしなければ「間違いや不正」は「原則」起こりようがありません。 しかし、「給与所得者」にも【自己申告しなくてはいけないこと】があるので、実際には間違いや不正も起こります。 具体的には、年末や年初に会社に提出する「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」が【自己申告】です。 『[PDF]給与所得者の扶養控除等(異動)申告書(平成24年分)』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/pdf/h24_01.pdf この申告書は「証明書」が不要なものがほとんどで、ほぼ「納税者(従業員)の自己申告」にまかされています。 そして、会社が「申告内容は問題なし」と判断すれば、その内容に従って「源泉徴収と年末調整」が行われて「所得税の納税」は完了します。 ------- 「ならば、会社にバレなければ問題ない」と思うかもしれませんが、税金の手続きにはまだ続きがあります。 まず、「住民税(地方税)」の課税と徴収が残っています。 そのため「給与の支払者」には「従業員が1月1日に住んでいる市町村」へ「給与所得の源泉徴収票」を提出する義務があります。(名称は「給与支払報告書」に変わります。) ちなみに、「住民税」は「都道府県民税」と「市町村民税」を合わせたもので「市町村がまとめて」徴収しています。 「給与支払報告書」の提出を受けた市町村はその内容を確認して「住民税」を算定して、「給与の支払者」か「本人」のどちらかに税額を通知することになっています。 ですから、「給与支払報告書」を市町村の職員さんがチェックすることで「間違いや不正」が見つかることがあります。 もちろんそれには「給与の支払者」が(義務を怠らず)きちんと提出していることが前提にはなります。(なお、一部の給与所得者については提出が義務ではなく「任意」になります。) 『所沢市|給与支払報告書の提出について(会社の経理担当の方へ)』 http://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kurashi/tetuduki/zeikin/shiminzei/kojinshiminzei/qhouteisyutsu/index.html ------- 市町村で「間違いや不正」が発覚すれば「給与の支払者(≒会社)」に確認が行くことになります。そして、必要があれば「税務署」にも連絡します。 なお、一定の条件を満たす場合は「税務署」にも「給与所得の源泉徴収票」を提出することが(給与の支払者に)義務付けられています。(前述のリンク参照) ですから、「給与所得の源泉徴収票」が提出されている者同士ならば(本人からの確定申告がなくても)税務署が直接チェックすることも可能です。 このように、「給与所得者」は「すべて自己申告」の自営業者などよりも「間違いや不正」が見つかりやすい仕組みになっています。 ------- ちなみに、「給与所得者」でも【年末調整では納税が完了しない人】は「所得税の確定申告」、または「住民税の申告」が必要になります。 ○所得税 『Q1 所得税の確定申告をする必要がある人は、どのような人ですか。』 http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/qa/02.htm 『確定申告を要しない場合の意義』 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1900_qa.htm ○住民税 (多摩市の場合)『個人住民税(市民税・都民税)の申告について』 http://www.city.tama.lg.jp/seikatsu/11/14703/003807.html ------- (補足1.) >130万までなら社保は父親の会社のが使えるとか… (国保を除く)健康保険の被扶養者はたしかに「130万円」という数字が基準にはなっていますが、「税金の制度」とはまったく【関係がない】のでご注意下さい。 また、「130万」というのは本当に条件の一つでしかなく、税金のように「1月~12月」で区切るとも限りませんし、「非課税の通勤手当」を収入とみなす保険者(保険の運営者)も非常に多いです。 ですから、【加入している】保険者の「要件(必要な条件)」をよく確認することがとても重要です。 『健康保険(協会けんぽ)の扶養にするときの手続き』 http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=2278 ※あくまで「協会けんぽ」の場合です。 『あなたも入るかもしれない?協会けんぽって何』 http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20081001/1019299/?rt=nocnt 『健康保険(協会けんぽ)の事務と手続等』 http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=1964 『けんぽれん>よくある質問』 http://www.kenporen.com/faq/index.shtml >…103万越えたら住民税、所得税を払うとか… 「103万円」という数字にこだわると税金の仕組みを理解するときに非常に邪魔になりますのでいったん忘れたほうが良いです。 それよりも「収入と所得の違い」をはっきり区別しないと、税金の話は全く理解できません。 ちなみに、「給与所得に分類される収入」の場合は以下のように「所得金額」を求めます。 給与所得=給与収入-「給与所得 控除」 『所得税・住民税簡易計算機【給与所得用】』 http://www.zeikin5.com/calc/ >『脱税になるんだろうな…』と元気もなく心配です。 よく勘違いされますが、親子でも夫婦でも「税法上」はそれぞれが独立した「一人の納税者」として扱われます。 ですから、「親が脱税したら子も脱税したことになる」ということはありません。 ただし、「見て見ぬふり」をすれば(罰せられるかどうかは別として)「幇助」したことにはなります。 『幇助』 http://kotobank.jp/word/%E5%B9%87%E5%8A%A9 >確定申告も父親がめんどくさがって今までしたことがない… 前述のように、ほとんどの「給与所得者」は「会社が行なう年末調整」によって「所得税」も「住民税」も納税手続きが完了します。 >…『税金たくさん請求されるだけやからやめとけ』と言われ父親の会社では働いてないままやったので結局やめたらしいです。 「確定申告」あるいは「住民税の申告」が必要になるかどうかは、上記のリンクにある通り単純ではありませんが、「確定申告」さえしておけば「納税については全く問題ありません。」 しかし、【申告義務があるのに】「父親の申告漏れや不正が発覚するから申告しない」という場合は(罰せられるかどうかは別として)「幇助」したことになります ※字数制限がありますのでとりあえずここまでとさせていただきます。 ※不明な点は補足して下さい。 ※なお、間違いがないよう努めてはいますが最終判断は【必ず】各窓口に確認のうえお願いいたします。
- mukaiyama
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>もう一度父親に話したら『会社に言うのが邪魔くさい』だの『気がむいたら』だの取り合ってくれないらしく… 会社へ言うのがいやならいやで言わなくてもかまいません。 年末調整の訂正は、翌年の 3/15 までに確定申告をすることによって、脱税などの問題はまったく起きません。 >確定申告も父親がめんどくさがって今までしたことがないようで… それならやはり、父は脱税を犯していることになります。 今からでも昨年分の確定申告 (期限後申告) をするように伝えてください。 扶養控除分で安くなった所得税は追納しなければなりませんし、追納分には今年の 3/16 より年 14.6% の日割りという、サラ金顔負けの利息が雪だるま状態に膨らんでいきますよ。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2024.htm >自分だけでも確定申告しようとしたら、コンビニで『税金たくさん請求されるだけやからやめとけ』と言われ… そのコンビニは、さぞかし万引きも大目に見ているのでしょうね。 確定申告をしたところで、税金が『たくさん』請求されるなんてことはありません。 本来払わなければならない額を払うだけで、『たくさん』ではありません。 というか、給与である以上、所得税は前払い (源泉徴収) させられているはずです。 この前払いは、取らぬ狸の皮算用で多めに取られていますので、100万や 200万の給与なら、確定申告をすれば多すぎた前払い分が返ってくるのがふつうです。 確定申告をしないということは、本来は返してもらえるものも返ってこない、つまり自分が損するだけなんですけどね。 >外でどれだけ働いても親が会社に言わなきゃ分からないものなのかなと言う事です… ですから、コンビニも小さな商品をポケットに入れたまま店外へ出てしまっても、レジ係や店長には『分からない』ことはあり得ますよね。 税金も同じで、言わなきゃ分からないこともあり得るでしょうが、万引きも脱税もいつかは見つかります。 見つかったとき、大きな社会的制裁を受けることになります。 >昨年一年の給料を計算したら139万円だったらしく… 103万円に抑えたときより 36万円のプラスですね。 これで父の税金が 36万以上多くとられて逆ざやになるのでしょうか。 父が超高給取りで最高の税率ランクだとしても、 ・当年の所得税増税分 38万× 40% = 152,000円 ・翌年の住民増税分 33万× 10% (固定) = 33,000円 ・合計 185,000円 で (子の年齢によっては違う数字になることもある)、逆ざやになったりしません。 失礼ながら、父が並のサラリーマンに過ぎないのなら、もっと少ない額で済みます。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1180.htm http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm >父親に103万円の扶養内での稼ぎには収まらないと… 少々の税金を払い惜しんで収入をセーブするなど、愚の骨頂というものです。 金魚の糞みたいに扶養、扶養ってこだわっていないで、200万でも300万でも健康の許す限り、バリバリ稼ぐよう知人さんにお伝えください。 税金について詳しくは、国税庁の『タックスアンサー』をどうぞ。 http://www.nta.go.jp/taxanswer/index2.htm
お礼
ありがとうございます 彼女は他県に住んでますが、この話をしたところ大変参考になったと少し元気を取り戻したようです また何かあれば相談させてください