●メジアンの求め方
(1)まず、小さい順に並べる。
(2)度数(サンプル数)が奇数の場合→2で割って切り上げ (例えば度数が5(人)なら5÷2=2.5、切り上げで3
(1)で並べたものについて、3番目の数値がメジアン(答
え)となる。
度数が偶数の場合→2で割る。その数値と+1をしたもの
の数値の平均がメジアンとなる。
(例えば度数が6人なら6÷2=3、3番目と4番目の数値
の平均がメジアンとなる。)
(度数が奇数の例)
3人(奇数)の身長を170、171、169cmとする。
このときメジアンは?
まず、身長の小さい順に並べると
169,170,171
度数は3(人)→奇数なので2で割って切り上げ(3÷2=
1.5、切り上げで2→2番目の人の身長がメジアンとなる。
→小さい順に数えると2番目の人の身長は170cm
(度数が偶数の例)
4人(偶数)の身長を172,169,171,170cmとする。
このときメジアンは?
まず、身長の小さい順に並べると
169,170,171,172
度数は4(人)→偶数なので2で割り、4÷2=2とこれに+
1した3、つまり小さい順に2番目と3番目の数値の平均が
メジアンとなる。→(170+171)÷2=170.5cm
●標準偏差の求め方
テストなら、
(1)まず、分散を計算する。
分散=2乗の平均-平均の2乗
(2)分散を平方根したものが標準偏差
と覚えておけばよいでしょう。
(例)
3人の成績を5、7、9としたとき、標準偏差は次のとおり。
まず、分散を求める。
2乗の平均=(5の2乗+7の2乗+9の2乗)÷3
=(25+49+81)÷3≒52
平均の2乗=((5+7+9)÷3)の2乗=49
よって分散=2乗の平均-平均の2乗=52-49=3
標準偏差=分散の平方根=√3≒1.7