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スターン報告の欠点や限界は?
- スターン報告に興味があり、その内容に感動しました。けれど、現時点ではただただ利点のみしか理解できていません。実際はあるであろう、難解な点や問題点も知りたいのです。
- スターン報告のメリットや重要性を理解した上で、欠点や限界について知りたいです。具体的には、二酸化炭素削減における発展途上国の負担や経済の発展の妨げ、不確かな事にかかるコストなどが気になります。
- ご意見や知識をお聞かせいただきたく、スターン報告の欠点や限界について質問させていただきます。具体的な問題点や改善点についてお教えいただけると幸いです。
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質問者が選んだベストアンサー
問題は、化石エネルギーの利便性に溺れて、事実を見ようとしない人間の愚かさだと思います。 例えば、体の調子がおかしいなーと思ったら、病院に行って検査をします。検査結果のデーターを見て、異常だと認めたら、これまでの生活の方向を見直したり、治療を始めます。 オゾンホールの問題は、各国は科学者の報告を素直に認めて、モントリオール条約に批准し、フロンの排出を規制する法律を作り、国際的な対応がうまくいきました。 しかし、地球温暖化(気候変動)の場合は、科学者の報告に対して、素人なのに、なにかと難癖をつけて、いまだに科学的事実を認めようとしない人間が大勢います。 では、フロンと化石燃料(CO2)の違いは何でしょうか。 フロンの場合は、扱う企業はほんの一部だったのに比べ、化石燃料は燃料、ガソリン、火力発電、樹脂、化学製品に至るまで、無数の人類がここから利益を得ています。 ですから、いくら処方箋(スターン報告)を出しても、CO2の大量排出をなかなかやめられないのです。 日本でも処方箋は出ています。バックキャストで低炭素社会に向かうシナリオです。 http://2050.nies.go.jp/index_j.html 私の知り合いに、40代で癌にかかり、治療をしていましたが、暴飲暴食をやめなかったので、すぐに亡くなった人がいますが、人類も同じ道をたどるのでしょうか。 加えて、原発問題があります。 例えば、がん患者が、交通事故にあって大きな怪我をしたとします。早く手術をして治療をし、その後は長期間リハビリをしなければなりません。その間、癌の治療はしなくて良いでしょうか。 現在、日本人は年間3兆円もの化石燃料を輸入してCO2を大量排出していますが、これは、交通事故で気が動転して、自分が癌にかかっていることを忘れてしまったような昨今です。 参考までに 原発の急停止は温暖化対策に逆行する反人道的行為では http://okwave.jp/qa/q7679600.html
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- aburakuni
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仰る様な点は私も同感です。 ただ、回答者#1の方が例えられたように、人間の住環境を人格化した場合に(地球と言う言葉は僭越なので使いません)、今彼はかなり体調が悪い事だけは確かなのです。 医療の世界でも全く同じなのですが、本当に疑われるた病気かどうかと言うのは、解剖して確認するまでは100%と言う判断は出来ません。 住環境君の解剖をする訳には行きませんし、死後解剖も不可能なので、彼の治療は所見による推測で行うしかない訳ですが、とにかく命が大事だからやってみようと言うのが温暖化対策で、それが「高価」だからしないでおこうと言うのが温暖化対策反対の意見です。 治療を依頼する家族(各国)は費用の高さに負担を嫌がっているのが現在ですが、国益と言うものが国家には最も大事であるという社会体制までしか、作り上げて来られなかったと言う人類のガバナンスの貧困が限界を作っているのでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございました。 本当にその通りですよね。 ちなみに独自に勉強してみましたところ、スターン報告で使われている「割引率」というものがどうやら楽観的すぎる=スターン報告自体が現実的でない/儲からない、というとこが避難されているらしいです。政治経済って難しいですね、、、もうちんぷんかんぷんです。 本当にありがとうございました。
お礼
がん患者が交通事故にあって、リハビリに専念してがんの治療をしないようなもの・・・この例とってもすきです!どうもありがとうございました!!