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検閲
なぜ、裁判所の差し止めは許されるのですか? 裁判所が正当な法にのっとって云々と書いてありましたが、理解できませんでした。 教えてくださいませんか。 お願いします
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「裁判所の差し止めは許される」、というのは、たぶん北方ジャーナル事件のことについて言っているのだと思います。 理由を簡単に答えると、この場合の裁判所の差し止め行為は「検閲」にあたらないからです。少々難しいかもしれませんが、次のURLを参考にしてください。 http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~suga/hanrei/33-3.html(北方ジャーナル事件) 一 上告人の上告理由第一点(4)について、という見出しの箇所を読んでみてください。裁判所の差し止めが検閲にあたらないとする理由が書いてあります。 回答としては以上となります。 また、少し難しい内容になるかもしれませんが、「検閲」の定義が示された裁判例を載せておきます。 http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~suga/hanrei/32-3.html 税関検査事件という事件です。 三 3号物件に関する輸入規制と検閲(憲法21条2項前段)、という見出しのところを読んでみてください。この判例によると、「検閲」とは行政権が主体となって行う行為だと言っています。 最高裁判所が上記のように判断した理由についてですが、要するに、日本では昔から、行政権が主体となって厳しい言論・思想統制をしてきたという苦い経験がある、ということを理由に挙げているようですね(詳しくは、URLを見てみてください)。 すると、司法・立法・行政のうちの司法である裁判所の行為は、「検閲」にはあたらないということになります。 うまくまとめられたか不安です・・・。不明な点があれば言ってください。
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- CalledNoName
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裁判所の立場に立って考えてみることです。 資本主義では、と言うか世界的にどこでも、法律、倫理よりも金、利権、 地位が優先されがちです。 法律は多数決が原則で、多いほうが優先され、倫理は別物です。 金>法律>倫理 権力者の利益>多数の利益>少数の利益 つまり極論を言うと、誰かの「金になるから」か、「金にならないから」です。 言い換えれば「誰かの利益になるから」か「誰かの不利益になるから」かも。 法律は利用する人間によって性質や解釈を変えられます。 弱い者を守るために存在する訳ではなく、逆に強い者にはより強力な武器 になり得ます。 だから倫理感の欠如した、権力者や大多数の人間に解釈を変えられたり利用されたり して、あなたが理解できない状況になっているのかもしれません。
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