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「当量」“eq”の解釈について
特に合成の論文に多いのですが、化学反応式に“1.2 eq”と書かれている場合、どう解釈すべきですか? 「『当量』はまぎらわしいので、『物質量』で記載すべき」 というのは分かっていますので、そういうご回答はご遠慮願います。実際、“eq”という記述が現在でもよく見受けられますので。 特に、基質が2価以上の場合について確認したいのですが、適当な合成例がありませんので、2価の酸であるフタル酸を1価の塩基の水酸化ナトリウムを用いて塩にする場合を考えたいと思います。 (フタル酸) → (フタル酸ニナトリウム) という反応式の矢印の上に、“1.2 eq NaOH”とあった場合、自分としては、 「完全に中和するのにちょうど必要なNaOHは2倍の物質量なので、“1.2 eq”とは、その1.2倍、すなわち、フタル酸に対して2×1.2すなわち2.4倍の物質量を仕込むべきである」 と解釈するのですが、書き手の意図として適切なのは、上記の解釈を期待してのものなのでしょうか。できれば、合成の論文誌の編集にたずさわったり、その方面に詳しい、責任を持って答えられる方のご意見を伺いたいと思います。よろしくお願い致します。
お礼
明快なご回答、ありがとうございました。よく分かりました。