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桶狭間の戦いは奇襲戦じゃなかった?
テレビで 「桶狭間の戦いは奇襲戦じゃなかったんだ!」 というセリフがありますが、本当でしょうか?
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今、TVのCMで流れている「ビジュアル日本の歴史」は4年くらい前に発売されたモノと同じモノに付録を付けて発売しているようです。で、4年前のモノを読んだところ、桶狭間の戦いについては奇襲説と正面強襲説の2通りの解釈を載せてあります。 後者の正面強襲説については、私の知る限り藤本正行氏が参考URLで書かれたものが初見で、今回の「ビジュアル日本の歴史」にも藤本氏の名前が出ています。 藤本氏説と従来の奇襲説との大きな違いは、出典の違いによります。藤本氏は「信長公記」を軸に「三河物語」をその傍証史料として新説をうち立てられました。従来説は「甫庵信長記」「総見記」「改正三河後風土記」「桶狭間合戦記」などに基づきます。藤本氏はそれら史料比較を行われ、「信長公記」の方が信憑性が高いが故に、従来説を批判しています。 従来より「信長公記」の信憑性についてはかなり高いとされていましたが、こと桶狭間の戦いについては、発生年があまりにもかけ離れて書かれているために、軽視されてきました。ただ、私もリアリティなどの面からも、藤本氏説の方に軍配を揚げたいと思います。
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- dreamplaza
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「奇襲戦」のとらえ方にもよると思いますが・・・ 今川方から見れば、予測をしていなかったことなので「奇襲」だと思います。 信長から見れば、相当の情報を収集して計算して臨んでいますので「奇襲ではない」と言えると思います。 わたしは、他の人の語るときには、 「奇襲のように見えるが、信長にとってはきちんと計算した戦いだった。」 と言っています。 歴史は結果で評価されやすいので、桶狭間で信長が敗れていれば、 「尾張の大うつけ者」という評価で終わった可能性が高いでしょうね。
お礼
>歴史は結果で評価されやすいので、桶狭間で信長が敗れていれば、「尾張の大うつけ者」という評価で終わった可能性が高いでしょうね。 信長にしろ竜馬にしろ、若いころは優等生タイプでなく馬鹿だと思われている人間の方が、動乱の時代には活躍できるのでしょうか? 高杉晋作も似た感じかな? 回答ありがとうございます。
- pinponkun
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それは本当です。桶狭間に行けば分かりますが、今川軍から織田軍が移動しているのが見えるんですよ。奇襲戦が出来る地形ではありません。
お礼
桶狭間は奇襲戦ができる地形ではないのですか!! 私は今まで、谷のような所に今川方が陣を敷き、豪雨も手伝って、信長が奇襲しやすかったと思っていました。 目から鱗です。ありがとうございました。
- mi-si
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学研から出ている歴史群像の中で、桶狭間の戦いの時、側面奇襲は行っておらず、散会していた今川軍の正面から本陣に突入していったと言う研究結果が書いてあります。
お礼
なるほど。 側面奇襲でなくとも今川軍が散会していたならば正面からでも切り崩せる可能性はありますね。 信長は天才的戦術家だと思いますが、今川義元も油断したのか、才能が無かったのか、哀れですね。 回答ありがとうございました。
- masa009
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こんな感じの事を言っているのではないでしょうか。 その時歴史は動いた 桶狭間の戦い~織田信長、逆転への情報戦略 平成12年11月8日放送 従来この戦いは、信長が一か八かの捨て身の奇襲攻撃により、運良く破った戦いと されてきた。しかし、突撃に至る信長の行動をつぶさに追っていくと、信長は事前に 今川の情報を集めて周到に準備を重ね、十分に勝算を持って決戦の場に臨んでいた http://www.nhk.or.jp/sonotoki/syoukai/s311.html#okehazama
お礼
>信長は事前に今川の情報を集めて周到に準備を重ね、十分に勝算を持って決戦の場に臨んでいた 私もそうだと思います。信長は豪雨が降るのを知っていたという話もあります。 回答ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど、専門家でも意見が分かれる2つの説があるんですね。 私は、その本を読んでみないことにはなんとも言えませんが、桶狭間の戦いに奇襲説と正面強襲説の2説があったことがわかっただけでも驚きです。 桶狭間の戦いは日本の歴史の中でも割と文献が多かったり、広く伝えられている出来事なのに、それでも真相の解明はまだなのですね。 これまで、歴史で真実として伝えられてきたことが、そうでなかったことがかなり多くあるので、歴史というのは、安易に信じてはならないとも思います。 ありがとうございました。