「他人に迷惑をかけてはいけない」が理解できない
子供の頃、私は親から「他人に迷惑をかけてはいけない」と言われて、育ってきました。
しかし、私にはその言葉が理解できませんし、そのように言ってきた親の気持ちもよく分かりません。
このように述べると、私が他人に迷惑をかけることを厭わないようなとても迷惑な人間なのだと思われるかもしれませんが、私はどちらかといえば大人しく控えめな性格で、めったに自分の意見を主張しません。
もちろん犯罪などにも関わったことはありません。
私は一般の人と変わらないぐらいのレベルでしか、他人に迷惑をかけたことがないと思っています。
自分なりになぜ「他人に迷惑をかけてはいけない」という言葉が理解できないのかを考えてみました。
まず、この言葉を理解しにくいポイントとしては、迷惑の基準が人によって違うので、どこからが迷惑にあたるのかが分からないということです。
私が思う迷惑と親が思う迷惑はおそらくズレていると思います。
なので、一概に「迷惑をかけてはいけない」と言われても、理解できないのだと思いました。
次に、そもそも他人に迷惑をかけることはいけないことなのか?という疑問があります。
これは他人に迷惑をかけることを肯定しているわけでも促進しているわけでもなく、生きていれば人間は誰でも知らないうちに他人に迷惑をかけているのでは?ということを言いたいのです。
私は親に「なぜ他人に迷惑をかけてはいけないと思うのか?」と聞いてみたことがあったのですが、そのとき親は「他人に迷惑をかけることはいけないことだから」とか「他人に迷惑をかけられたら嫌でしょう?」としか言いませんでした。
確かに他人に迷惑をかけられるのは私も嫌ですが、先ほども書いたように迷惑の基準は人それぞれ違うので、自分が気を付けていても他人に迷惑をかけるかもしれませんし、その逆もあると思います。
また、「他人に迷惑をかけるのはいけないことだから」という理由では理由になっていないように感じてしまいました。「なぜいけないのか」に対して「いけないから」としか答えられないのは、ただの思考停止状態ではないのでしょうか・・・・・・。
上記のことを親にも言ってみましたが、親の機嫌が悪くなっただけでした。
私も「他人に迷惑をかけてはいけない」という言葉の意味が全く分からないわけではないんです。
そのような心構えで日々を過ごしましょう、というような一種の教訓のようなものなのだろうと分かっているつもりです。
でも、なんだか釈然としないというか、上手く自分の中でまとめられないというか・・・・・・。
こんなことを言っては悪いかもしれませんが、とにかく「他人に迷惑をかけてはいけない」という言葉そのものが薄っぺらく聞こえてしまいます。
私が難しく考えすぎているのかもしれませんが・・・・・・。
他人に迷惑をかけないようにと迷惑をかけることそのものにビクビクして過ごすよりも、もし自分が迷惑をかけたとしてもその尻ぬぐいができるとか多少の迷惑には目をつぶろうとか思わないのでしょうか?
何度も述べますが、意図的に迷惑をかけることを肯定しているわけではなく、純粋に疑問なんです。
ここまで質問を読んでくださってありがとうございました。
こんな私に「他人に迷惑をかけてはいけない」という言葉について教えて欲しいです。
ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。