- ベストアンサー
南は悲しい?ユーロ南国は経済破綻
- 南国の繁茂と経済破綻の対比:ポルトガル・スペイン・イタリア・ギリシャのユーロ南国は債務に苦しんでいるが、彼らはサッカーの強国でもあり、文化的には豊かだ。
- 南国の生活:南国の暑さや休憩時間の長さにより、南国では人々は人間らしく生きているが、南国のメランコリーは常に付き纏っている。
- 南国の美と強さ:バルセロナ・アテネ両五輪では競技場が直前までできなかったが、それでも国債の格付けの下落や経済破綻に負けずに、彼らは美しく強いサッカーや文化を持ち続けている。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
補足拝見しました。 なるほど、サッカーに特定すれば、破たん国家が強くなるのは事実関係として証明できる…。 確かに、日本もまだ戦後貧しいころはボクシングのチャンピオンが多く輩出しましたし、水泳も強かったですね。 スポーツに関する限り豊かさと強さは無関係というより、むしろ反比例することもあるのかもしれません。 日本では豊かになってプロサッカーリーグが結成されてから国際的にレベルが上がってきたように思いますが、これは世界的に見れば例外だと。 ブラジルやイタリーなどは他のプロスポーツがあまり盛んでないということもあるのでしょうが、野球などがずいぶん金がかかるスポーツなのに対して、確かにサッカーはボールだけがあればチームを組めます。 仰る内容はなかなか深いものがあるにかもしれません。 村上龍はあまり体質的に合いませんが、中上健次はいずれ読んでみたいと思っていました。 ありがとうございまhした。
その他の回答 (1)
サッカーは文化のひとつではありますが、それが文化のすべてではないでしょう。いまどき経済状態が悪い国はスポーツにせよ音楽にせよ建築にせよ弱くなる(悪くなる)ことはあっても、盛んになることはないと思います。文化を含み金がなければ何事もいずれだめになるのが常識です。仰るガウディの教会建築だって、国に資金力があれば可能な限り早く完成させるはずです。 文学はちょっと違います(貧乏作家が国際標準)が、他の芸術文化、スポーツはやはり資金力が必要ですし、どこだってドイツのように豊かな生活を望んでいることは間違いないと思います。そこまでいかなくても、安定した生活がその国の文化を育てるのです。南国は南国で昔からの(貧しくとも)安定した国情とそこのローカルな文化に合った、それなりに心満ち足りた生活が維持できればいいとおもっているはずですが、問題は、ユーロなどでもそうですが、自由主義とグローバリゼーションの結果富が一方的に移動して偏在するようなシステムになってしまったことです。経済破たんによって生活そのものが危機に瀕しているわけです。これは構わないという程度の問題ではないでしょうね。 もっとも、アフリカ諸国はずっとそれで苦しみ続けてきたわけですが、ユーロ内部で深刻な南北問題が起こり始めたということで、先進世界は自業自得とはいえ。ああためて緊急の対策を必要としているわけでしょう。
補足
御回答ありがとう御座います。 考えてみましたが私も常識的には、仰るとおりだとは思ってます。しかしどうも偶然の一致とは思えなず、今回のユーロサッカーだけでなく、最強国のブラジルとアルゼンチンも'90年台には経済破綻してましたよね。又、十年程前アジア最強国の韓国もIMFの管理下にいれられた後、奇跡の復興遂げたのでした。旧弊害のダメ財閥解体再編で蘇って今に至った。(G・ソロスらが明らさまにデリバティブ?かけて破綻させたインドネシアとかは事情が一寸違うようです) どっかの国も最赤字出し赤恥丸出しのダメ家電東電等のカルテル団が経団連牛耳ってるうちはダメでしょう。新興のITサ-ビス大手などは団連抜けましたね。 むしろ一度整理された方が良いのではないか? 世界最大の債務国の日本は潰せない事情が欧米にはあるでしょうが、もし日本破綻しても其れはそれで、なんかワールドカップで準優勝でもしてしまう気がするのです。 欧米文化でもクラシックやバレエなどのハイカルチャーは仰るとおり資金力必要でしょうが、下層スポーツのサッカーやスラム貧民街発のポップカルチャーなどは、格付される経済力とは比例しないとも思われるのです。むろんリオのスラム;ファベーラなどは無法地帯で、放置していては良くはないのですが一方で、サンバ・ボサノバ・名フットボウラーをあまた生んで来たのも事実です。それにサッカーは欧米ではやはり特別で、単なるスポーツでなく選手は一種、現代の貴族戦士騎士のように見られ又逆に振舞い酷いと叩かれます。自由度が一番高い種目なのでその戦術は、現代哲学・神学にも影響与えました。経済なんかよりも、高貴なものとして扱われます(例ばクライフやカイザーベッケンバウアー、プラティニ、シェフチェンコ) 破綻に際しては、他から支援がある、相互扶助は期待できる、地域通貨やセーフティーネットがある程度整ってるという前提でですが、国歌財政限定の破綻ならそんなに問題ではないとも思えます。 質問を整理しますと、破綻するかどうかはIMF世銀やユーロ中心国の思惑次第でしょうから留保するとして、 (1) 南欧ラテン諸国が、仮に財政破綻したら市民はそんなに困窮しますか?スペイン・ポルトガルでは今でも三十才以下では半数が失業状態と言われてますが・・・。 (2) 道具無し&路上でできるサッカーやローカルチャーは、文化的にはかえって良いんじゃないですか? 質問見出し中の中上健次は被差別集落出だし、逆に中流の村上龍は豊かさに憧れて米軍基地にベースを置きながらも、とある貧シサに 郷愁サウダーヂをどうしても感じてしまうのでしょう、両義的に。
お礼
再回答ありがとう御座います、又、御礼遅れて申し訳ありません。 私、市場経済否定する者ではありませんが、格付け金融資本主義と対抗&協調する国家資本主義の主導は馬鹿げてると考えてます。 中上の出身は土建屋だし、中央の経済に対抗してきた地方の、それも部落とヤクザの金儲けが主題の一つです。関西では暴力団ですが、関東から東北では未だ任侠として、町民生活と良くも悪くも密接に関わってるそうです(参照;ヤクザと原発、福島第一潜入記;鈴木智彦著)。見ると聞くとでは大違いで、まあ中々イナセなもんです。 イタリアでもナポリ以南部差別は激しいし、ベルルスコーニ首相自身がマフィアみたいなもんか? スペインも階級社会で、かつての内戦時代ファシズム・フランコ政権を象徴したBlanco白色のレアルマドリードと言葉も違うカタルーニャ・バルセロナの対立は今でも尾を引いてます。 裏経済(ネットも含む)と大衆文化は表とは別で、意外と健全?な所もあるのでは、と言う事です。 読むまで知らなかったけど中上小説は驚く程ほんとの日本です、仕事で地方を巡業して解りました。私、文学カテゴで一回だけ回答してるので良かったら御参照下さい。 手っ取り早いのは代表短編集;千年の愉楽、本格は‘秋幸3部作’というのが代表で、私のお勧めは珍しく女性主人公の‘鳳仙花’が絶品でした。北大路欣也・太地紀和子主演の‘火祭り’は「輝く闇の国、紀州」の感じは味わえます。 全集の裏表紙に生原稿の文字が装丁されてますが、これがウネウネと古代の祝詞のようで畏ろしい。 しかし著者はJazzーコルトレーンやマイルスデイビスに傾倒して、己の著述には書き直しを禁じてたそうです。つまりライブのアドリブの技法、モダンの手法と古代からの語り;これ相まって、生きてれば大江の前にノーベル、プライズが調査する程、評価されてたそうです。釈迦に説法御許しあれ。 夏の海と港湾・労働、私にはまあそんなImageです。