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村上龍さんの小説って
面白いですか?または面白くないですか? どちらのご意見でも結構ですので、感想をお聞かせ下さい。 実は、初めて村上さんの本「音楽の海岸」を読んでいるのですが、 抽象的な言葉のイメージ遊びを延々と続けられているようで 何か引き込まれるほど、引き付けられるものがなく 読む気がしなくなってきてしまいました(^^; しかし、せっかく借りてきたので読み切らなくては もったいないので読むかも知れません。 人それぞれでしょうが、村上さんの本はいつもこんな感じで 感覚的、前衛的で延々と続く物なんでしょうか。 変な質問ですみません。
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質問者が選んだベストアンサー
僕の一番嫌いな作家さんですね。 「ドロドロした作品」が嫌いなのでなくこの人の作品は「差別的な見地からたって人を描いている」ところにあります。 例えばSキングの小説にも労働者階級の人がでてきますが、その人はその人なりの生き方をもって生きています。 でも村上龍の小説では「小汚く、施しを受けて当然と思っていて、何かあれば豹変する人間」という一般人像が多すぎます。 しかもその上で理想論的な発言や、ちょっと頭の中身を疑うような政治的発言をしたりします。 一時期この人の影響を受けたにわか小説家が増えまくったせいでその時期はその系の他はわざと避けていたほどです。 関係ないですが村上龍の撮った映画「だいじょうぶマイフレンド」は日本映画の歴史を崩しかねないほどの駄作です。 気が向いたら一度見てみてください。 信じられないほどのダメ映画なので逆に見る価値があるくらいです。 ついでに村上龍の最近の発言 「戦争はセックス無能力者が行うもの」 「素敵なセックスを終え、彼女の髪をなでながら戦争をしようと決意する男もいるだろうか?」 「恋愛劣等生が戦争を起こす」 「はっきりしているのは、自殺よりコンパで男を探し、子供の虐待よりテレクラで男を探す方がましだということ」 この一連の発言も正直「バカじゃねーの?」と思いました。 今まで小説でしつこいくらいに暴力を扱ってきた村上龍はよっぽどのセックス無能力者なんだろうなと。 ついでに「子供を虐待する母親」と「テレクラで男を探す母親」というのは根底が同じということにも気づいていないらしいですね。村上龍さんは
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- madoushi
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自叙伝的な「69(シックスティーナイン)」はひょっとしたら質問者の方にも受け入れて頂けるような気がしますがいかがでしょうか。でもひとりの作家にこだわらず古本屋にも足を運んでふと気になった書物をお読みになればいいと思います。私見ですが、村上さんに限らず長編型の作家の作品は一旦嫌いと思ったらその作品を無理して最後まで読まなくていいような気がします。無理する読書は読書にはならないと思うからです。私は村上さんの小説は好きなほうですが。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「69」は自叙伝的な内容なのですね。存じませんでした。 それでしたら、夢想的で曖昧模糊とした無限ループから少しは解放されるでしょうか(笑) いずれにしろ、代表作品ですので一度は読んでみたいと思います。 今回出会った小説は、ちょっと口に合わなかったようです。 無理する読書は、読書にはならない・・・本当にその通りですよね。嫌々読んでも、精神的によくありません。 おっしゃるように、気になった本を直感で選んで読んでみたいと思います。 今までは結構、著名な作家のネームバリューや、その時のベストセラーばかりを選んで読んでいましたので・・・ そういうことにこだわらず、乱読していく内に、自分の身になり骨となる物も、絶対たまっていくと思います。
- gookids
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僕は好きです。 面白いか、面白くないかというのはその人自身が小説に 何を求めるかで違ってくると思いますが、アクション映画などを見て あースッキリして面白かった的なエンターテイメント小説は村上龍は ほとんど書いていないと思います。 mukikikiさんはもう嫌いになりかけてるように感じますが、一度嫌いになると その人が言うこと全て否定してしまうのは損だと思います。 もちろん全て正しいと思い込んでしまうのも危険ですが。 村上龍を嫌いな人は (1)偉そうにお前は何様だ (2)差別的な表現 (3)グロい表現が嫌い という人が多いと思います。あと「ここが変だよ日本人」的な日本の社会の外側から 日本の変わった所を指摘した本を読んでムカムカ来る人は、村上龍を読んでもムカつく かもしれません。 村上龍は日本の社会の、個人はまず集団に従わなければいけない、という事が大嫌いで そういう価値観を壊そうとしたり、そこから抜け出そうとする人たちを書いています。 反社会的といえばそうなので、そこを嫌う人もいるかと思います。 僕はこの手の物語が好きなので、邦画の「GO」も好きです。 あと村上龍の本を読んでいると ホームレスは死んでしまえばいい、弱い奴は生きる価値もない、 という考えを持った人なのかと思っていましたが、 ホームレスを排除するのではなく、ホームレスを生み出さないような社会 そうならないようにはどうすればいいか、というのを考えればいいじゃないか といった考えなんだと思います。 時にはめちゃくちゃ言ってるんじゃないか、とか、ただの説教か思うときもあるし 「ラッフルズホテル」はわけわかりませんでした。 比較的最近のものは読みやすい文のものが多いと思いますので「音楽の海岸」を捨てて 最近のものを読んだ方が面白いかもしれませんね。 僕の好きなのは 「五分後の世界」「インザミソスープ」「希望の国のエクソダス」 「最後の家族」などが好きです。 僕は村上春樹の方がわけわからんと思います
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうですね・・・ちょっぴり嫌いになりかけてしまっているかも知れませんが(^^;他の方々もおっしゃるように、作品の内容によって、かなり印象の変わる方のようですので、あまり決めつけで判断しないようにしようと思いました。 私も、日本社会の集団性に疑問を投げかけた議題などは好きで、映画「GO」も日本人の民族性や、在日の方に対する対応など、色々考えさせられる内容で印象に残っています。 村上さんも、反社会的な要素を含めた視点で書かれることがあるようですので、その異端児的な表現がダイレクト過ぎて、高飛車に見えたりグロい表現に傾倒し過ぎる所があるのかも知れませんね。 ホームレスについての言及も一見すると、人情味皆無で自然淘汰を推奨しているかのような冷酷さを感じますが、gookidsさんのおっしゃるような「ホームレスを生み出さない社会についての思惑への提起」と捉えることができれば、根底はすごく大事な事を投げかけているのだと思います。 まあそれも、ただの暴言と取られてしまいかねないので、個性の強い作家さんほど、難しい所ですね・・・。村上春樹さんの方がわかりにくいですか?(笑)私は、彼の作品は叙情的でありながら耽美な雰囲気で好きでした。同じ村上でも、白と黒ですね~( ̄~ ̄) 「インザミソスープ」は、他の方も挙げて下さってるので読んでみたいです。しかし変な題名ですね(笑)
- andrea
- ベストアンサー率17% (12/70)
私は小説は「イン・ザ・ミソスープ」しか読んだことなんですが、これはまぁまぁ面白かったと思いました。 しかし。小説ではなく、エッセイの「すべての男は消耗品である」を読んで大っ嫌いになりました。#4さんの通り、「差別的な見地からたって人を描いている」、その通りだと思います。女性には敵わないんである、とか書いているわりには男の沽券に拘っているように見えます。でも、好きな作家は?と聞いたら村上龍と答える方は少なくないですよね。 因みに私は山田詠美さんが好きです。彼女の初期のころのエッセイを読むと、村上龍を褒めており、「機会があったその時はファックしましょう」(言葉が汚かったらゴメンなさい)と書かれていたのですが、その後の彼女のエッセイでは貶してありました。「すべての男は消耗品である」の解説が詠美さんで、「私はこの本が大嫌いである」と書かれていました。彼女も、村上龍は嫌いな本と好きな本があるようです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >「すべての男は消耗品である」を読んで大っ嫌いになりました。 おぉ~っと、たった一点で嫌いになってしまわれる事ってありますよね。恋愛と同じです(笑) 私も、村上さんは男の沽券に拘りすぎていると感じましたね・・・それを不快に思うか、 斬新で奇抜な見解だと思うかは、読む人の性差やパーソナリティによっても 異なってくるでしょうね。ファン派とアンチ派で真っ二つに分かれてしまうのも、うなずけます。 山田詠美さんの批評も「大嫌い」とダイナミックに書き殴ることにより 村上作品の密の味を、逆説的に言わしめているような感がありますね。 「綺麗だと思って買った薔薇なのに、油断するとチクッと痛いぞ~」というような ”裏切り”を常に予感させるような作家さん、という気がいたします。
- ris
- ベストアンサー率24% (8/33)
はじめまして。村上龍の小説で、7.8年程前にハマった事がありました。 なので、ご質問の「音楽の海岸」は読んでいないのですが、「限りなく透明に近いブルー」「愛と幻想のファシズム」「69」「テニスボーイの憂鬱」etc・・・など読み始めたらイッキに読んでしまうような小説は多かったように思います。 たぶん、たまたま手にとられた小説が読みづらい描写だったのではないでしょうか。 「愛と幻想のファシズム」は金融問題に触れた内容で、金融関係にまるっきり興味の無い私は、村上龍にハマっていなかったら読み続けられないなと思いながら読んでいましたし。 他の方も回答されているように、「69」は映画化されることですし、平易で読みやすい表現・内容だと思いますので、このあたりから試してみてはいかがでしょう?
お礼
ご回答ありがとうございます。 意外と一気に読めるような作品も、他にはあるのですね。 金融問題を扱った内容・・・と聞くと、かなり固そうなイメージで敬遠してしまいそうですが risさんがハマってしまわれたというほどの本ということですので、 一体どんな展開なのか、ちょっぴり興味をそそりますね!他の方もおっしゃるように、 締め切りに追われて雑に書き上げてしまった作品もあるような気がいたしますので 平易な内容の物に、次回からは当たればいいな~と思います。 いずれにしろ、「69」は有名なので一度読んでみたいですね。
- tsukiya
- ベストアンサー率40% (23/57)
面白いか面白くないかで言えば面白い作品もあるし面白くない作品もある。と思います。 秀作もあるんですけど駄作も多い人なんですよねー、お金か義理の為にやっつけ仕事してる作品が沢山あるからかな?と思ったりします(笑 #4さんが言ってるように基本的にバカなんだと思います。でも努力の人なので読む価値のある秀作もあります。 結構#4さんと同意見なのですが、でも「子供を虐待する母親」と「テレクラで男を探す母親」というのは根底が同じということには気付いてると思います。だから虐待するよりはテレクラで男を探す方がマシと言ってるのだと思いますよ。 #1さんの見解からは外れる好きでも嫌いでもない読者からの意見でした。どちらかと言えば判りやすいと思うし…。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やっつけ仕事で、本人も納得されてない作品が世に出ることもあるのかも知れませんね。 今回私が読んだ作品も、最後は何?って力が抜けてしまったのですが 強引なつじつま合わせで、ラストに持って行っただけって感じがしました。 まあ、バカという表現が妥当か否かは?置いときまして・・・ バカと天才は紙一重という言葉があるように(^^?)、突拍子もない観点から 鋭いものを見いだす「鬼才」の方なのかも知れませんね。
- satoshilove2
- ベストアンサー率16% (999/5904)
久しぶりにこの間「69」読みました。 「限りなく透明に近いブルー」(初版のころ)以来なのでホント久しぶりです。 スルッと読み進めないのは同じでした。 結構面白いのですが、読むスピードがとても遅くなるのがよく解かります。(ミステリーなどと比べるから?) 難しい部類に入ると思いますが・・。 結構映画化されたりしてるし・・。 まあ読みかけた動機が動機なもんで・・。 「限りなく・・」は賞をもらったから買って読んでみましたし「69」は来春、妻夫木くんで映画化されるし(もう撮影は終わってますが・・)妻夫木ファンという理由で読みかけました。 「あのお金で何が買えたか?」という本も面白かったし、いま書店に並んでいる「13歳の・・。」(題名失念)も立ち読みをチラッとしましたが善さげでした。 小説じゃないものの方が面白いと思いますが・・。
お礼
ご回答ありがとうございます。 69はよく聞いたことがあって、読みたかったのですが、 お金を出してまで手に入れたいと思わずに、そのままになっていました。 妻夫木さん主演で映画化されるんですね。もう随分前の小説なのに。 確かに、スルッと読めないと思います。昨日、やっと質問に書いた「音楽の海岸」を読み終えたのですが 読後感は「疲れた・・・」とでっかいため息でした(笑) 彼独特の世界や言葉を、一回脳で変換してからでないと消化できないですね。 小説じゃないものも出ているのですか。これだけ変わった尺度から物を見てる方なので、 どういうことを言うのか面白いかも知れませんね。
- daipula
- ベストアンサー率40% (17/42)
村上龍ファンです。 村上氏の作品は凄く範囲が広くて、合わないものもありました。(私はツマラナイナと思ったら、そこでヤメてしまいます) mukikikiさんはストーリーを楽しみたいタイプとかってに想像して、村上作品のお奨めを紹介します。 ・KYOKO・・病気の友人を家族の元へ。アメリカ 縦断の物語、ラストに近づくにつれ感動増幅です。 ・昭和歌謡大全集・・無機質の若者VS中年おばさん グループの戦闘。一機読み間違いなしですよ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 そうです、ストーリーでグイグイ楽しませてほしいですね~(笑) KYOKO、昭和歌謡大全集とも、私が今回手にした小説とは、また異色の雰囲気で 興味深いですね!ちゃんとストーリー展開が明瞭な物もあるんですね。 もし図書館にあるようでしたら、借りてみたいと思います。 ファンのdaipulaさんでも、合わない物もあるということですので、 それほど彼の作品の範囲が広いということなのでしょうね。多才ということかも?
- DPII
- ベストアンサー率39% (9/23)
私は結構好きです、村上龍さんの小説。 ぶるぶるの脂肉みたいな濃厚さがあるかと思えばスコーンとそっけなく一線を引いたところもあり、その世界に浸ってしまうと麻薬的に面白かったりします。(はずれももちろんありますね)ただし、内容的には「グロいなー、何でこんなもの書くかなー、」と思いながら読む物もあります。 どの本も独特なので彼の世界に乗っていけないと、かなりきついと思います。 抽象的だし、「内容があるようで無いようでなんだかなー」という気分になるのでは? それから、人の絡み方とかが「村上ワールド」なので村上龍初心者だと本によっては気分悪くなること請け負い(?!)かもしれません。 音楽の海岸は好きだったので読みきってもらいたい気もしますが、読後「で、なんだったの?」と言われてしまうかも(笑) >村上さんの本はいつもこんな感じで感覚的、前衛的で延々と続く物なんでしょうか。 いつもこんな感じです。(笑)mukikikiさん、いいとこついてます。(笑) でも、はまるとクセになるんです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 その世界に浸かってしまうと麻薬的に面白い・・・多分、ファンになられた方には そのような魅力があるのだと思います。確かに、グロい描写が多いですね(笑) そのエグさが、またスパイスになっているのでしょうね。 >それから、人の絡み方とかが「村上ワールド」なので・・・ 本当にそうですね。一人の登場人物が出て来る度に、あらら、また抽象的な回りくどい言い回し・・・ の連続で、村上初心者の私には、奇妙キテレツこの上ないといった感じです(^^; 読後「で、何だったの?」なんでしょうね・・・まさに。 ワケのわからない、フワフワしたフランス映画なんかを見た後に残るあの感覚に似ているかも知れません。 クセがあるものほど、はまると止められない中毒症状のような物なんでしょうね。 いっちょ、頑張って読んでみるかぁ~(笑)
僕的には面白くないです! 全く意味が分かりません! あれは、合う人と合わない人のまっぷたつに別れます。 好きな人は大好きですけど、嫌いな人は大嫌いです。 てか、難しすぎる・・・・。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 本当に、合う人と合わない人の真っ二つに分かれそうですよね! 有名な作家さんなので、支持している方も多いでしょうし 一度は目を通しておこうと思いながらも、「えぇ~!?これを何時間もかけて読むのは・・」と、 ちょっぴり気が滅入ってしまいました。完璧に村上さんがご自分の世界に酔っちゃっているだけ、というか 小説というよりは、なっがーい詩集を読んでいるようです。 やっぱり、どの作品もそんな感じなのでしょうかねぇ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 おぉ、ハッキリ嫌いと断言なさいますか Σ( ̄□ ̄;)多分、こういうアンチな方も絶対にいらっしゃると思いました。私も、今回の一冊しか知らないのですが確かに「差別的な見地で」人を見てるなぁと感じましたね。女性の扱い方が、まるで性の従属物であるかのように書かれていて、不愉快になりました。犬を平然とひき殺す場面での主人公の心のつぶやきも気分が悪くなってしまいましたね。この方の影響を受けた作家といえば、柳美里なんかもそうなのではないでしょうか。最初に村上さんの本を読んだときに「何かエグさが似てるな」と思ってしまいました。例として挙げて下さった、戦争についての発言や、テレクラで男を捜す母親なんていうのも、かなり独創的で自己陶酔入っちゃってますね~。むむむ・・・。ババア発言や、三国人発言のどっかの知事を彷彿とさせますが、まあこれはこれで、毒も花もない作家さんより、不思議な魔力があって良いというファンの方も、大勢いらっしゃるんだろうなと感じてしまいます。信じられないほどのダメ映画ですか(笑)興味そそりますね。そう言われるPEPSIさんも、結構彼の作品をご覧になってますね(^^;)