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村上龍、村上春樹
ふたりとも今の日本を代表する作家さんですが、作品は何冊か読みましたが、どちらもいまいちピンときませんでした。 おもしろいだけの作家さんなら他にもたくさんいると思いますが、この二人はがとりわけ高く評価されているポイントはどのあたりにあるのでしょうか? 「だったら読まなければいい」などの回答はなしでお願いしまます。 主観的な感想でかまいませんのでおねがいします。
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質問者が選んだベストアンサー
村上春樹さんについてはあまり読まないので答えられませんが、村上龍は割と読むので村上龍が評価されている理由について私の考えを書きます。 村上龍の書いた小説はほとんど読んでいますが、読んでいるときに面白いと感じたことはあまりありません。質問者さんもおっしゃるように面白さでいうならば、村上龍より面白い人は他にもたくさんいると思います。ただ村上龍の本を読み終わった後は、人生において何を最重要とするべきなのかなどをよく考えます。自分だけではあまり思いつかないこと、他の人が言わないことを言うから評価を受けているのかもしれません。 他には描写がうまいからということがあるのかもしれません。「インザミソスープ」という小説で人を次々と殺していく場面があります。書いてある文字を読んでいるだけなのにまるで目の前で人が殺されているような感覚になり、本を読んでいて初めて気持ち悪くなったことを覚えています。 以上二つの点で評価されているのではないかと私は思っています。もの凄く個人的な意見なので参考程度でお願いします。
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- tacos17
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他の作家に比べて“装幀"が格段に良い、 のも評価されているポイントの一つだと思います。 売れる(売れている)作家の本ですから 装幀(本のデザインや文字組など)にも金をかけられます。 本は中身ではなく、外見で買う 人の支持を得ていると思います。 私もそんな一人ですけど。
お礼
装丁買いとは、想定外な回答でした。 回答ありがとうございました。
- qazwsx_007
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ポイントというほどかは分かりませんが、僕は村上春樹さんの方は文章自体が非常に読み易いと感じます。リズム良く文字を眼で追っていけると言いますか、使う言葉や文体が柔らかいためか、スッと言葉が自分の中に入ってくるような感覚です。このためか主観での印象ですが、登場する様々なな主人公は皆ある種の自由な空気というか、立場・環境を最初から持っているように感じます。それが最後には最初の自由さよりも、ちょっとだけさらに上の自由さを獲得しているような感じです。 比べて、村上龍さんの方は一語一語、一文一文がちょっと重くスッというよりは、ズシッという感じです。背景ひとつでも細かく細部にわたって描写されるためかセリフが少ない印象を受けます。こちらは描写にちょっとエログロさはありますが、その主人公なりの自由を得ていく形は同じかなと感じます。でも自由といってもこちらは心や精神の意味での自由かな?ただ村上龍さんの方は、最初が決して自由な状態から始まるわけではない点が一番違うのかなと感じます。主人公の受ける理不尽さもこちらが上かなと。
お礼
「ある種の自由な空気」・・・漠然としていますが、おっしゃりたいこと、なんとなくわかります! 読み手がひきこまれて、自分まである種の自由を獲得できたかのような、そんな感覚になります。こんな窮屈な時代だからこそ、春樹文学の自由な空気は人をひきつけるのかもしれませんね。 回答ありがとうございました。
- MoulinR539
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こんにちは。 ん、難しいご質問ですが、二人に共通した強みと言えば二つあって、まずは手段に囚われず、ファンタジックなフィクションから対談やドキュメンタリーに至るまで、様々な作風が広く浅く支持されているという面があると思います。 では単なる八方美人的な売文屋かというとそうではなくて、この人ならではという文学の世界を何十年も維持しているから、コアのファンをつかんで離さないという魅力もあります。 苗字が同じで、覚えやすいのも幸運でしたね。
お礼
まだ一部の作品しか読んでいませんでしたが、様々な作風があるのですね。他の作品も読んで、自分の目で確かめたい気持ちになりました。さっそく書店でさがしてみます。ありがとうございました。
お礼
>ただ村上龍の本を読み終わった後は、人生において何を最重要とするべきなのかなどをよく考えます。 このコメントをいただき、村上龍をもう一度読み直してみようと思わされました。 そのときは、おもしろがるためではなく、考えるための「考具」という視点で、読んでみようと思います。 回答ありがとうございました。