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村上春樹と村上龍
それぞれ「東京奇譚集」と「69」ぐらいしか読んでないのですが、 名前がよく似ているので混乱しております。 2人の特徴を簡単に教えていただけますでしょうか。 お勧め本とその理由もできましたらお願いいたします。
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●村上春樹 柔らかな文体で読みやすく感じる。精神世界へ入り込む話が多い。広く古く静かで落ち着ける図書館の片隅で読むと最適。 ・ノルウェイの森 (理由)必読の書物です ・海辺のカフカ (理由)カフカ少年がいい ・世界の終わりとハードボイルドワンダーランド (理由)純粋に面白い小説です ・アンダーグラウンド (理由)小説でなく、とある事件の被害者達のインタビュー集ですがそこで語れる日常の生活はなかなか興味深いです ●村上龍 経済、政治、雇用問題など現在の日本もしくは世界の社会情勢をからめた話が多い。アクセル全開でぶっ飛ばすみたいな話が多く、集中して心して読む必要がある。通勤、通学の電車の中等で読むには不向き。 ・コインロッカーベイビーズ (理由)必読の書物です ・半島を出よ (理由)少年達がいい ・愛と幻想のファシズム (理由)圧倒的なパワー 二人とも日本を代表する作家で、二人の作品はだいたい読みましたけど、どの作品でも読んで得るものは多いです。以上あくまでも僕個人の見解ですが参考になれば幸いです。
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- gamy-cho
- ベストアンサー率22% (73/326)
No.1で回答させてもらった者です。 春樹氏のほうでお勧めというか、一番気に入っているのはやっぱり「ノルウェイの森」ですね。読んだ後にずしっと残るものが感じられました。 龍氏のほうで読んだのは「希望の国のエクソダス」と「ラブ&ポップ」ですね。「希望の…」は、ちょうど大学で経済を学び始めたときに読んでいたので、経済を描いたこの本を興味深く読んでいました。
お礼
ノルウェイの森は皆さんお勧めのようですね。 ぜひとも読んでみたいと思います。
- ez2ntz2
- ベストアンサー率31% (5/16)
村上春樹の小説はよく読みます。というか読んでました。 現実の中に空想というか、紙一重の異次元が織り交ざった 話が多いですね~ どんどん話しに引き込まれ、最後はどうなる~~ん と思い読んでも、最後の締めはやはり無い。 そんな本。 落ちが無いとわかっていても読みたくなる。 村上春樹ワールド。 「海辺のカフカ」思春期に持っていたであろう感覚が 戻ってきます。 村上龍は、エロいかな~ 何冊かは、読みましたが、題名覚えてないんで、 すみません。
- underware
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村上春樹は心の中を探ろうとする人。へんな話が好き。変な話を他人に語ったら、他人の頭の中でどんなことが起こるのかというようなことに興味を抱いていると思う(つまり、変な話というのは、それ自体、あまり意味がないのかもしれない)。 好きな小説「納屋を焼く」。なんで、納屋を焼くんだいという疑問がすごくあるんだけど、そういう変な話の効果のせいか、ものすごく乾いた孤独の世界にひきづりこまれてしまう。書いている小説全部いいです。 村上龍は感情、欲望マンセーで世間を割り切りたいと思っている人。お金好き、女好き、うまいもん好き、かっこいいやつ好き、運動神経いいやつ大好き、天才大好き、ドラッグは言うほどやったことないと思うが、そんなのに興味ある。 この人の人となりを描いているのが、「69」とか「テニスボーイの憂鬱」なんだけど。 村上的なのは、「コインロッカー ベイビーズ」「愛と幻想のファシズム」。 ほかにもいろんなテーマで書いていて、いい作品もあれば駄作もあって、わけわかんない部分もある。最新の「半島」なんとかは、まあまあ。
- gamy-cho
- ベストアンサー率22% (73/326)
あくまで私の私見ですが。 春樹氏のほうは、決して架空の世界が舞台というわけではないのですが、リアルのなかに幻想が混在している物語と言ったような感じがします。その文章の語り口はざっくばらんなものですが、それがまたとらえどころのない春樹氏の作品の世界を形作っているのではないかと思います。 正直なところ、龍氏のほうの作品はあまり読んだことがないのですが…。龍氏の作品は社会の問題に切り込んでいく、というような感じがします。その描写は(私が読んだ限りですが)バイオレンスな物も含まれていて、春樹氏などと比べるとずっとハードな世界が描かれていると思います。
補足
丁寧なご回答ありがとうございました。 春樹氏の作品で何かお勧めがありましたらよろしくお願いいたします。
お礼
わかりやすい例えとお勧めありがとうございました。 早速読んでみたいと思います。。