プラスチックの沸点について
高分子材料であるプラスチックは熱分解してしまい蒸発はしないと思っておりましたが、ある文献に分子量が小さい時に沸点が存在する事が書かれておりました。
プラスチックを蒸発させてみたいのですが、材料によって蒸発するものとしないものがあるのでしょうか?
ちなみに文献ではPPについての記載でした。
どういったプラスチックなら蒸発するのか、逆に蒸発はしないプラスチックは何か、などの情報が頂ければ幸いです。
また、手元にある材料でアクリルがあるのですが、これは蒸発しますでしょうか?
真空層の中で蒸発させます。10-3Pa程度で考えております。
ごめんなさい、文献について、PPではなくPEでした。
分子量が844だと、沸点が存在し、それ以上になると分解という事になるそうです。
PEなんかだと、温度を上げることで熱分解が始まり、
分解するから重合度が減り、沸点が現われるというような説明を
研究所の方に聞いた事があります。
結晶性、非晶性に関わらず、温度を上げたら沸点が現われるのでしょうか?
実際にPMMA(アクリル)を蒸発させて飛ばしてみました。
しかし、それが実際に膜として出ない・・・というか膜にする事が
出来ませんでした。
もっと他に方法はあるのかもしれませんが、今のところ可能性が低いと
思われます。
皆さんが仰るように、PMMAを飛ばしてもそのままの物性は無いと
言えるだろう事だけわかりました。
ありがとうございました。
お礼
「危険物は高校生でも取れたから、自分が取れないかったら恥」等と変な偏見を持っていましたが、案外シビアなんですね…。 自動車免許試験とは違って合格ラインが6割でも刑事責任を負わされるというのは怖いです(合格ラインと責任とでは筋が通りませんが)。 現在は表面を擦った程度しか勉強していませんが、これから形にしていきたいです。