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水・エタノールの蒸留についてですが
水・エタノールの蒸留について質問です。 水・エタノール混合液に熱を加えると (1)エタノールだけが蒸発 (2)水・エタノール混合物が一定の比率で蒸発 (3)水だけが蒸発 のどれでしょうか? (1)水・エタノールだと沸点の違いからエタノールの方が低温で沸騰→蒸気を冷やすことでエタノールが生成だと思ってました。 (2)下記の質問を見ると http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1662272.html この混合液は「水:液体(A)=8:2」の比率の混合気体として沸騰することが可能 と書かれてますが、水・エタノールを沸騰させると、純粋なエタノールではなく水・エタノール混合物が蒸気として出てくるのでしょうか? (3)共沸についての記述ですが、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%B2%B8 水(沸点100℃)とエタノール(沸点78.3℃)の混合物が沸騰する際、エタノールの濃度が低ければ気相におけるエタノール濃度は液相のそれより高い。ところが、エタノールの濃度が96%(重量%、以下同じ)に達すると共沸混合物となり、気相のエタノール濃度も同じく96%となる。よって蒸留によって水-エタノール混合物のエタノール濃度を96%以上に濃縮することはできない。 とのことが理解できません。この記述だけ見ると「エタノールの濃度が96%(重量%、以下同じ)に達する」というのは、蒸留していって水だけがとんでエタノール濃度が96%に達するということでしょうか? よろしくお願いします。
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(2)水・エタノール混合物が一定の比率で蒸発、です。 蒸気に含まれる水・エタノールの比率は、混合液の水・エタノールの比率により変化します。 詳しい数値は気液平衡で調べれば色々でてくるはずです。 次に共沸についてです。 水・エタノールの混合液を加熱すると、液体よりエタノールの濃度の高い(水・エタノール混合の)蒸気となります。 この蒸気を集め、再度蒸留することを繰り返すことで徐々にエタノールの濃度を増やすことができます。 しかしエタノールの濃度が一定以上(96%以上)になると液体の水・エタノールの比率と蒸気の水・エタノールの比率が等しくなるため、蒸気を回収してもエタノールの濃度は上がりません。 これが共沸です。 そのため「エタノール濃度を96%以上に濃縮することはできない」となります。 http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/ohelabo/joryu/joryu_toha.htm http://irws.eng.niigata-u.ac.jp/~chem/itou/ice/ice_s3.html
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- gyokugitu
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水もエタノールも蒸発しますので、1と3は間違いです。 全く同じ条件の場合に限り、一定の比率で蒸発するので、2も間違いです。
(2)になります。 ただし、蒸発の過程で水かエタノールのどちらかがなくなってしまえば、それ以降は残ったもののみが出てくるのは当然のことです。 (3)に関しては、はじめに96:4の混合物が出て来るということです。 水が多い場合でも、はじめに96:4の混合物が出て来て、エタノールがなくなれば水のみが出てきます。ただし、いずれも蒸留が理想的に進んだ場合の話で、現実には(加熱の状況によっては)完璧にそのようになるというわけではないと思います。