まず丁寧語と尊敬語が何なのかをしっかり把握しましょう。
表題では「丁寧語」となっているのに、内容には一つも丁寧語の話が出てきません。ちょっとびっくりしました。
丁寧語も尊敬語も、どちらも「敬語」の中のジャンルと捉えてください。
さて本題ですが、「お読みになる」も「読まれる」も、どちらも正しい尊敬語です。
ただ「お読みになる」の方が敬意の度合いが高い尊敬語です。尊敬語は特に敬意の度合いの幅が広いんですが、「読まれる」は中でも一番敬意の度合いが低いものです。これらは相手の地位の高さや、自分との関係性で使い分けが必要です。
「先生」というと一般に教師を連想します。学校の先生のことを生徒や父兄が言うなら「先生は本を読まれる」でいいでしょう。
ただし「先生」と呼ばれる職業は世の中にたくさんあります。医者、弁護士、議員、作家等々。なので、もし大物議員と支持者とか、作家と編集者くらい立場の違いがあるなら「先生は本をお読みになる」としないと失礼になる場合もあります。
お礼
表題では勘違いをしていました。 すみませんでした。 尊敬語は使い分けが必要なのですね。 ありがとうございました。