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国語教育の問題点
英語教育の問題点は よく取沙汰されますが、この問題を考えているうち、国語教育のあり方まで問題点があるように感じられました。私が思う点は (1)文学に偏重している。 (2)漢字の教える順序が現状とそぐわない面がある。 (3)文法は あまり教えない。 (4)書き言葉が中心で、正しい話し言葉に関しては 疎かにされやすい。 の4点です。 そこで、質問です。他にも問題点があると思いますので、補足していただけませんか?また 具体的な改善策など教えてください。
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最初にお断りしなければいけませんが、自分自身が小、中学校時代に受けた教育はすでに記憶が希薄であり、家族、知人に学齢期の子供がいないため、学校で現在使用されている教材についても知識がありません。 このため、事実の裏付けがない憶測が一部入ることをご了承ください。 また、一部は国語学者や文筆家の見解の受け売り (パクリとも言います(^-^;) ですので、この点もご了承ください。 上記の前提条件(制約事項)で、私が考える問題点は以下の通りです。 (1) 言語が意志疎通の手段であることが、初等教育で指導されていない。 (2) 模範に値しない質の低い文章が教材として使用されている。 (1) 言語発生の起源、発展の歴史的過程から考えて、言語の目的が意志の疎通であることは明らかだと思います。 自分の意志や感情を正しく伝えること、他者の意図を正しく理解することが、国語の初等教育で最優先事項だと思います(多彩な表現、洒落た表現などは、基本を修得した上での副次的な学習事項であるべきだと私は捉えています)が、現状はそうなっていないように思われます。 実務文書等でよく言われる「5W1H」等は、本来高等教育機関や企業で教わるべき次元の問題ではないと思います。 (このサイトでは、日本語のコミュニケーションがままならない人が少なからず見受けられますが、原因は学校教育にあるのかもしれません) (2) この問題は、プロの文筆家 (丸谷才一氏?) が提起していたと記憶しています。(詳細な内容は失念) 下記↓の問題も本質は同じかもしれません。 http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=742528 趣旨 (大義名分) は、恐らく、「優れた文章は子供には必ずしも理解が容易ではない。子供の理解力に合った教材のほうが教育効果が高い」というものだと思われますが、子供をバカにした話としか思えません。 私は学校教育の現場を知りませんので、現職教員のご意見を是非お聞きしたいところです。
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- gotodeki
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どの時点での国語教育を指されているのかわかりませんが、総じて、小学・中学の口語文法の指導についてはお座なりになっているようですね。 教える立場の人の得手不得手で、かけられる時間数も内容の深め方もバラバラのようです。ひどいところでは、参考書丸写しのプリントを印刷するだけで終わりということもありました。 また、読解については「文学」「評論文」問わず、内容理解というより、授業内で板書したことを一字一句覚えているかというような、まったくナンセンスな問題がテストに出題されてもいます。 これでは国語というより、暗記コンテストですよね。熱心な先生もいらっしゃる反面、自分の授業に集中させたいがための、なりふり構わないテストを実施している現場もあります。 改善策…。う~ん。親方(文科省)がどんなに旗を振ってみても、現場の意識や力量が伴わない限り、個々の担当者レベルでしか改善は出来ないのではないでしょうか。しかし、安定しか考えていない公務員のみなさまにそれを期待するのも酷かも…。
お礼
回答ありがとうございます。 質問でも書いたように この問題の発端は英語教育の あり方なんですよ。要約すると 国語教育も無駄が多い割に大事な点が欠落しているんですね。
- NAATAN
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No.5の方へのお礼に書いてあった、「犬」と「猫」ですが、夫々の解字の違いに拠るものだと思います。 「犬」は象形ですが、「猫」は会意兼形声です。 初めて習う漢字は、解字が象形であるもののほうが、子供に理解しやすいので、最初に習うものだと想像しています。 猶、漢字に関する問題点としては、常用漢字の中には、本来の字体や使い方では無いものもあることを教えていないような気がします。
お礼
回答ありがとうございます。 小学1年生では先ず、象形文字から習い、2年生頃から 会意兼形声文字を学んで行きます。「猫」という漢字も小学2年生で教えても早くはないと思うんですが。
- majidesuka5
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1:『正解』を作ってしまう。 2:テストで採点されるべき科目ではない。 3:朗読があまりにも感情がこもってなくて、不自然且つ、先生の感情表現が作り物のようだ。 と思います。って、かなり極論なので、全くお役に立たないですよね。申し訳ありません。
お礼
回答ありがとうございます。 >『正解』を作ってしまう。 国語の問題って 単に国語力よりも、国語の教育者の 好みで模範を作り、その模範から外れたものを不正解にする傾向が非常に強いので、生徒の発想力とか貧困になりがちですね。
- kusokuzeshiki
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20年前に大学受験を終えたものです。ご指摘の4つの 問題点をみて驚きました。私は文学以外にも色々読まされたし、文法も現代文と古文はやり、古文の丁寧語 尊敬語、謙譲語の知識を現代の敬語の裏付けとして理解 させられました。いやいややっていましたが。 むしろ、論理的に主張したいことを書く方法論などが 英語の世界のテクニカルライティングやパラグラフライ ティングに比べるとすごく弱いなと思いました。 今は教科書が薄くなったといわれますが、けっこう昔に 比べるとはしょっているのですかね。 ちなみに、(2)ですが具体的にはどういう問題ですか。 (漢字の教える順序にはなにか決まりがあるのですか。)
お礼
回答ありがとうございます。 漢字の問題も例を挙げればキリがないですが、一例を。「犬」という漢字は小学1年生で習いますが、「猫」という漢字は中学生に入ってからです。 犬も猫も身近なペットなのに、いくら「猫」が十二支に入ってないからといって あまりにも差別しすぎでしょう。それから「刀」という漢字ですが、小学2年生で習うんですが、迂闊に自宅に刀を置いたら 銃刀法違反で捕まってしまう。(笑) etc、etc、etc・・・・・
- he-goshite-
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・敬語の正しい使い方 (「くださる」と「いただく」の使い分けなども含む) ・物事をすじ道だって(論理的に)話し,書く訓練 もぜひ必要だと思います。 「うそ~」「まじ~」「やだ~」で済ませるような会話ばかりではこの先が思いやられます。
お礼
回答ありがとうございます。 >(「くださる」と「いただく」の使い分けなども含む) これ、高校の国語表現(選択)で習うんですけど、こんなの 小学校のうちに教えるべきでしょう。
- ha-ya
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人の話をよく聞き、そこから情報を読み取るという力。 を育てる教育が出来てないらしいです。 それを改善するために沖縄県では高校入試に聞き取りを導入しました。 あまり効果があるとは思えないけど。
お礼
回答ありがとうございます。 >それを改善するために沖縄県では高校入試に聞き取りを導入しました。 同感です。こういうのって 受験勉強で身につくものでもないんですよね。
- hakkoichiu
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(4)に関係しますが、 思っていることをきちんと表現して話すことの訓練が不足しているように感じます。 私個人の偏重した考えと思われたらごめんなさい。
お礼
回答ありがとうございます。 >私個人の偏重した考えと思われたらごめんなさい。 いえ、とんでもありません。貴重なご意見 有難うございました。共感できる部分も大きいです。
お礼
回答ありがとうございます。 多彩な表現、洒落た表現と5W1Hは 教える順序を逆にするといいんですけどね。