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次の漢詩はどのように鑑賞すべきでしょうか。

厲鶚の「春寒」という詩です。この詩を通してどのようなことが言いたいのかがはっきりつかめません。 漫脱春衣浣酒紅     漫に春衣を脱して酒紅を浣う 江南三月最多風     江南三月 最も風多し 梨花雪後酴醿雪     梨花の雪後 酴醿の雪 人在重簾浅夢中     人は重簾 浅夢の中に在り 最多風というのはここではそのままの意味でとってよいのでしょうか? また、人在重簾浅夢中というのは、厲鶚自身が防寒用の二重のすだれの中で、夢うつつでいるという解釈をしましたが、何か違うご意見はありますか? その他お気づきの点等ございましたら解説よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • TANUHACHI
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回答No.2

 文学には「~すべき」との答はありません。「取り敢えずはこれが標準的な解釈だろうな」とのものはありますが 、これに拘泥していては楽しむことなど困難です。楽しむのであれば、これは『私家版』としての解釈でも十分ということになりませんか?。但し、それを他の人に説明したりする目的ならば、辞書を三種類ほどめくり語彙よりも語感の違いなどを比較検討しご自身で選択する必要があります。  そして一つだけアドバイスを申し上げます。厲鶚が江南の地に至る以前はどこにいてどの様な仕事に就きどの様な地位にいたか、そしてこの作品中の人物がどこにいるのかを調べれば「人」と「重簾」そして「浅夢」も自ずと意味が解るはずです。そして「浅夢」から想起される言葉は他にありませんか?。「邯鄲の夢枕」があります。

noname#161689
質問者

お礼

ありがとうございます。背景事情をもっと詳細に当たっていけばわかってきそうです。早速やってみます。

その他の回答 (1)

  • usagisan
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回答No.1

ちょこちょこっと検索したら、次のような記述のあるページが見つかりました。 どの本からの引用だとかは書いてなかったのですが、取り急ぎご報告まで。 http://hasuki.exblog.jp/ 「春寒」        厲鶚(れいがく 清代の人) 漫脱春衣浣酒紅     漫に春衣を脱して酒紅を浣(あら)う 江南三月最多風     江南三月 最も風多し 梨花雪後酴醿雪     梨花の雪後 酴醿(とび)の雪 人在重簾浅夢中     人は重簾 浅夢の中に在り ついうかうかと春着を脱いで酒の赤いしみあとをすすぎ落とす 思えば江南の三月はI年中で最も強風が多く吹く季節であった この風で梨の花が散った後トキンイバラの花も雪のように散る おれは二重のすだれの中、うつらうすらと夢の中を遊んでいる

noname#161689
質問者

お礼

ありがとうございます。参考にさせていただきます。

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