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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:【活動電位について】チャネル開口までの刺激とは)

活動電位の発生過程とは?チャネル開口までの刺激について

このQ&Aのポイント
  • 活動電位の発生過程について疑問があります。ある種の刺激によって脱分極が起き、細胞膜内の電位が一定の値を超えるとナトリウムチャネルが開口して、電位が更に陽性方向に変化する。
  • 具体的にはどの刺激が脱分極を引き起こすのか疑問です。また、脱分極の前に何かのチャネルが開口してイオンの移動が起きているのかも気になっています。
  • 活動電位はイオンの移動によってのみ起こる電位変化と理解していますが、チャネルが開口する前にどのように脱分極が起こるのか疑問が生じています。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • pseudos
  • ベストアンサー率91% (658/717)
回答No.1

> (1)の「ある種の刺激」とは具体的にはなんなのでしょうか? > また、ある種の刺激によって脱分極が起きているということは、その刺激によって (2)より以前に何かのチャネルが開口して、イオンの移動が起きているということなのでしょうか? ● まず、実験系ではなく、実際の生体内の反応として考えると、「ある種の刺激」 とは、「(興奮性細胞に電位変化を生じさせるような) 外界からの刺激」 と言えると思います。例えば、眼で受容した光の情報が脳に伝達されて知覚される場合、「眼」 にとっての 「光」 がその 「刺激」 となります。 受容器 (感覚器。上記では 「眼」) が適刺激 (上記では 「光」) を受容すると、受容器電位と呼ばれる電位変化を生じます。ここで、求心性神経に活動電位を生じさせる電位のことを 起動電位と言いますが、この眼で生じた受容器電位は、起動電位として 眼からの求心性神経に活動電位を発生させ、これが、神経を順次 伝導・伝達していくことになります。 受容器電位の発生の仕方については、受容器ごとにメカニズム (厳密には、電位変化の方向性 〔脱分極・過分極〕 も) が異なりますので、ここでは割愛致します。ご興味がおありでしたら、その受容器について、勉強してみて下さい。 なお、上記では 「適刺激」 と書きましたが、刺激は、興奮性細胞に電位変化を生じさせれば良い ので、例えば 眼についても、「眼に何かがぶつかって、火花が散って見えた」 などの、眼にとっての適刺激でない物理・化学的な刺激であっても、受容器電位 (と、その後の活動電位) が発生することはあります。 ● 次に、実験系 などで、ニューロン1個単位で考えた場合には、あるニューロンの神経細胞体が、そのシナプス前ニューロンから放出された神経伝達物質を受容した際に、受容体タンパク質 (伝達物質依存性イオンチャネル) がチャネルを開放することによって生じる電位変化によって、このニューロンに活動電位が生じます。 さらに、実験系で、神経繊維中に電極を刺入して、細胞膜に電気刺激を与えた場合には、ズバリ この電気刺激が 「刺激」 となるわけですね。 .

mayshin
質問者

お礼

早々のご対応、誠にありがとうございます。 的確なご回答をいただきとてもうれしいです。 つまり、「(1)ある種の刺激によって脱分極が起き、(2)細胞膜内の電位が一定の値を超えるとナトリウムチャネルが開口して」という説明の中には、<機械・化学・電気的刺激→刺激に特異的な依存性チャネル開口→脱分極→電位依存性Naチャネル開口→…>という過程が含まれていたということですね。 生体内の反応についても調べてみたいと思います。 ありがとうございました。

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