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珪酸のゲル化のメカニズムについて教えてください
文献で、メカニズムについて、 1.pH低下による珪酸の重合、ゲル化 2.多価陽イオンとの反応による重合、ゲル化 という反応があるからと記されていました。 「重合」というものがよくわからないのと、 ゲル化状況がイメージできません。 視覚的にも簡単にわかるような資料、HPなども ありましたら、追加でお願いします。 よろしくお願いします。
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ケイ酸エステルを使った重合なのでしょうか。 まず「重合」についてですが、これは「縮合」ともいいます。 高分子(ポリマー・プラスチック類です)の合成をイメージして いただければ良いかなとおもいますが、分子同士が新たな共有結 合を作って、結びつく事を示す言葉です。 エステルにしたりエーテルにしたりすることで結合させます。 酸とアルコールからエステルを、アルコール同士でエーテルを 作るような反応後水1分子が出るものは、脱水縮合と呼ばれます。 例)エステル結合 R-CO-OH + R'-OH -> R-CO-O-R' + H2O このケイ酸のゲルも同じ様な反応です。 たぶん原料のケイ酸はエステルになっているとおもいますが、 これを酸性条件下に置くと、原料のアルコールの酸素に水素イオンが ついて、アルコールとして脱離しやすくなります。 その部分と他のケイ酸の酸素とが反応していきます。 この反応が周りのケイ酸と次々とすすんでいくことで、 大きな分子となりケイ酸のゲルとなります。 多価陽イオンを使うと、その陽イオンの周りにケイ酸が配位して、 ゲル化しやすくなっているんじゃないかと思います。 以前、文献を読んでいたときにケイ酸のゲルに化合物を混ぜるという 操作があって、調べただけなのですが。 たぶん、ゾル-ゲルについての教科書に載っていますよ。 実験化学講座にも載っていたような気がします。 シリカを使った研究は多いでしょうから。 面白いサイトがありましたので、参考に載せておきます。
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直接的な回答ではありませんが、以下の成書は参考になりますでしょうか? ================================== 無機化学全書 X2 2 出版地 :東京 出版者 :丸善 出版年月:1986.7 資料形態:551p 27cm 28000円 各巻書名: ケイ素 岩崎岩次∥編 注記 : 監修:柴田雄次,木村健二郎 件名 : 無機化学 内容 : 各章末:文献 ISBN:4621030906 ================================== 以前調べたことがありますが、そのとき詳細な記載があったことを記憶してます(引用文献等は少し古いかもしれませんんが?)。 ご参考まで。