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原発の安全性はストレステストで判断出来るのですか?
ストレステストの審査をする役所、役人はどのような人が行なうのでしょうか? 信頼するに足りる人達なのでしょうか? お役人を信じても間違いないのでしょうか? 学者の方々の言うことは信じてもいいのでしょうか? ストレステストは真に原発の安全性を審査してるのでしょうか? 原発の建物に何故シャッターで出来た扉があるのでしょうか? 津波では一瞬で壊れてしまいました。 地下に重要保安施設が設けてある原発建屋ですが、何故防水設計が為されてないのでしょうか? 万が一適当に災害想定を想起し適当に設計しているのであれば監督官庁はあっても無いに等しいと感じてしまいます。
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返事ありがとうございます。 そうですね、福島第一について震災前にストレステストをやっていた にしても今回のような巨大地震を想定していなかったわけですから、 結果は当然大丈夫ということになっていたでしょう。 今やっているストレステストといっても、やはりある想定、過去地震の 資料とか現在判っている断層がずれた場合に起こりうる地震の揺れ とか津波を想定しておこない、それに対してどれくらいの余裕があるかを 見ているだけですので、その余裕をこえればどうなるかわかりません。 想定外は想定し得ないのです。 例えば地震とか津波に耐えられたとしても、どこかの国からミサイル 攻撃を受けたとか、或いは有り得ないかもしれませんが空から隕石が 直撃した場合など。 また、話は全く別のことになりますが、飛行機(安全性については コンピューターによるシュミレーションはもちろん実機についても いろいろ行なわれています)は安全といってもまれには墜落しますし 乗っている乗客だけでなく市街地に墜落すれば、巻き添えを食らう こともあります。 このように、生きていく以上、なんらかの危険はあるわけで、どこで 折り合いをつけるかということでしょう。 前にも書きましたが、現在やっているストレステストの結果だけで 再開するのは、時期尚早と感じています。
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- mhh00116
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ストレステストとは、コンピュータの中で設計図に従って原発を組立て、それに想定される地震 の振動とか津波を与えてみて、どれくらい耐えられるか、弱点はないかなどを模擬的に調べて みるだけのものです。ですので専門家の間でも疑問の声があるようです。 どうも原発を再稼働させるための責任逃れにしか思えません。 もし再稼働させるのなら、福島第一の事故原因を完全に究明してからにすべきでしょう。 それには10年以上の年月が必要ですので、経済的な理由とかで、どうしても急ぐならば、 最低でも、実際3.11の災害を受けて、放射能をまき散らさなかった女川と福島第2さらには 東海などの原発にもストレステストを行い、その結果と実際の被害状況ぐらいは比較し、 素人にも判るぐらいにストレステストの信頼性を説明してからでしょう。
お礼
回答ありがとうございました。 若しも昨年の3,11の津波がなかったと仮定した場合には、福島第1も審査結果が安全と判定されたのではないかと疑ってしまいます。 前総理は「原発に関しては可也詳しい」と周囲に豪語されていましたし、ストレステストも口走っていました。 市民運動化であり、原発に関しては可也詳しい前総理が何故ストレステストに安全性の判定を委ねたのか理解出来ません。
>ストレステストは真に原発の安全性を審査してるのでしょうか? できません。ストレステストの本来の目的は、「どの程度の災害で原発が破損するか」を調べることであって、原発が安全かどうかをイエス/ノーで結論を出せるテストではありません。 ところが、怖ろしいことに、早くも「福島基準」が出来上がりつつあり、「福島第一原発が被災した程度の災害までは大丈夫なので、この原発は稼働しても安心です」みたいな表現が横行しつつあります。 http://www.hepco.co.jp/ato_env_ene/atomic/stress_test/primary_result_01.html でも福島第一原発が被った以上の災害が起こらないなんて、誰にも断言できません。 本当に大切なのは、「それでも原発が壊れてしまったときに何が起こるのか?」ではないでしょうか? 次の事故では「想定外だった」と言う言い訳は通用しません。 「本当に最悪の時には何が起こるのか」を推定して、その危険は承知で、それでも原発を動かすのかどうか、決断を下すことが重要だと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 ストレステスト実施を考えた人は本当に安全安心に配慮された末の選択だったのか疑ってしまいます。 穿った見方をすると安全安心と言うステージ上の茶番劇ではないかと、信じられない気持ちも有ります。 6メートルの津波が来るか、17メートルの津波が来るか誰も分からない筈なのに何故15メートルと想定するのか理解出来ません。 貴重な資料と賢才に基づくご意見ありがとうございました。
- sponichiojisan
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貴方の仰る通りです‼原発は原子力ムラの利潤を生むスキームに過ぎません、電力利用者や設置する自治体や人々の事などハナから眼中にないのです‼ですから事故が起きても旧態依然の対応しか出来ないのです。今度事故が起きれば間違い無く我が国は終焉へ向かう事になる事でしょう‼
お礼
回答ありがとうございました。 今回の事故での損失はお金の問題とは別の問題をも引き起こしました。 寧ろ、国民が政府とお役人を信じなくなったこともあります。 政府の発表は事実を隠すべきではないと考えます。 根底には国民を無知無学と決め付け、高所から情報操作していると勘違いされる可能性も有り得ます。 東電の賠償も実際は国民負担ですし、電気料金の転嫁も企業と家庭の負担です。 個人的に感じた、今回の事故の直接的な損失は30兆円を超えると考えていますが。 間接的には原発の償却が10年で廃炉か60年で廃炉かで銀行団への返済計画が挫折してしまいますし、国内の製造ラインも海外移転し将来的に見込まれる免失利益、雇用喪失なども鑑みれば日本経済が終焉に向かうことになると心配してしまいます。
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 大変親切な回答ありがとうございます。 井上さんの想いは全く同感でありsivbikkuの思いと共通しており感銘いたしました。 日本スタイルと欧米スタイルでは原発の危機管理思想さえ隔絶されており、親方日の丸スタイルが現状だと確信した次第です。 42年前に西洋人と日本人の違いを思考と行動でお教え頂いた恩師を思い出すと同時に改めて実感しています。
補足
想定の範囲に何を盛り込んでいるか疑問が沸きます。 国も国策会社も何重もの安全対策を施しているので安心安全だとアピールしていた事実が記憶にこびりついています。 立地条件も曖昧にし、危うさを秘めている原発をどのように改修するかさえ、国を信用できず老婆心を抱かせます。 現状の判定に満足出来ず不安が有ります。 特にシュミレーションの結果で判定することは、配管の判定まで安全性を担保していないと感じています。 配管の揺れが炉心の揺れと連動しているか不安です。 建物の壁面に固定されている為に揺れ方の違いが微妙にズレルだけで配管破断に拠る致命的な事故も想像してしまいます。 素人が心配していることなどは、専門的な技術者と国家機関が対策済みで杞憂に終わるのですが、実際に事故が起こり取り返しのつかない事態になってますので杞憂ではないと考えます。 津波対策を真剣に考えていたか如何かさえ、真剣に取り組んでいないと思われます。 専門家が危険性を指摘しても、独自の主張で跳ね返して安全性を危惧する姿勢が全くない事実もあり、警告が現実になれば想定外と主張しているのですから、想定とは何かと悩みます。 電源車を配備しても、地下室に設置された電気設備と回路が浸水すれば全く意味がありません。 これからも地殻の移動に伴う大震災が予想され、20メートル、30メートルの津波が想像されます。 地形によっては40メートル以上にもなる津波対策は地下設備にして防水対策しか有り得ないと個人的に思いますが、今後何処まで真剣な対策を施すのか心配です。 今後も耐震性と配管破断、溶接箇所の亀裂の関係等を御教示頂ければ幸いです。