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洞窟に住む目の無い魚

高校時代から気になっていたことを、お尋ねして見ます。 鍾乳洞などの中に目が退化した(痕跡はある)昆虫や魚がいますよね。あの魚や昆虫を日の当たる外界で何代育てても、多分眼球は生じないでしょう。とすると、遺伝子自体に「眼球は無し」と書き込まれているわけですね。さて、洞窟に紛れ込んだ最初の魚には(目の痕跡があるので)目がありましたが、暗いので何も見えませんでした。使わない目は歩かない足と同様に弱っていきましたが、彼らの子供は元気な目を持って生まれてきました。ある時、目が無い突然変異体が生じました。そこから競争が始まるのでしょうけれど、私に分からないのは、眼球が無くて見えない変異体の魚が、眼球が有っても(暗くて)見えない魚たちを駆逐してしまった、という環境選択の部分です。 どちらも見えないのに、そんなに有利不利があるのか?と。少しは、環境が遺伝子に作用しそうな気がしてしまいます。あの魚たちの変化(目の退化)は、獲得形質の遺伝とは無関係だと、どのように説明されるのでしょうか?

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  • ベストアンサー
  • liar_adan
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回答No.3

目の見える魚が、見えない魚に進化する必然性があるかという問題ですね。 目の見えない魚と、見える魚ではたぶん、 暗闇での有利不利にそんなに差はないと思うんですよ。 目の見えない突然変異が生まれたとすると、 自然状態では生き残れませんが、暗闇では生き延びて 子孫を残します。 その子孫はやはり目の見えない場合が多いでしょう。 自然状態でも、何万頭に一頭ぐらいは目の見えない個体が出てくるでしょう。 そういう遺伝子の変化は、魚の遺伝子プールに流れ込んで、排除されません。 それによって、全体としても目の見えない方向に変化していきます。 有利不利というのはいくらかあるかもしれないけれど、 それよりも遺伝子変化によって目が見えなくなるのが先だと思います。 自然状態で、複雑な器官を維持していくためには、 淘汰による下支えが必要なのでしょう。 なお、目の見えない魚や昆虫も、 再び眼球ができることもあるかもしれません。 ヘビ類は、トカゲの仲間から進化したといわれていますが、 進化の途中で一時目を無くしたという説があります。

Fine-man
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 >自然状態で、複雑な器官を維持していくためには、 >淘汰による下支えが必要なのでしょう。 なるほど!・・。宇宙の構造などは私が高校を卒業してから大きく変わった学問分野だと思いますが、進化論の基本は余り変化無いと思っていいのでしょうね。

その他の回答 (2)

noname#11844
noname#11844
回答No.2

眼に限らず全ての器官は維持するためにエネルギーを消費します。眼が役に立たない環境下では眼が存在しない方がエネルギーは少なくて済み、それだけ生存に有利になります。

Fine-man
質問者

お礼

gomihondaweara様、回答ありがとうござました。 現在37歳、15年余りぼんやり気になっていた疑問が晴れました。何故思い至らなかったのか・・・そんな風に、答えとは、意外にシンプルなのでしょう。

noname#40524
noname#40524
回答No.1

感覚器官には耳、目、鼻が有ります。 深い洞窟などでは目(視覚)が有ってもあまり役に立ちません。 この事は遺伝情報として受け継がれ、視覚以外の情報で生活 しています。 この事により視覚以外の器官がサポートして、生き残れた。 これに依って視覚器官を持っている物は駆逐されたんでしょね。 おそらく生まれた時は視覚器官は存在していると考えます。 たとえばこうもり等は夜間活動しています。 視覚に頼ると障害物にぶつかるかも知れません。 それなら超音波を発生して、これを耳で判断すれば 大丈夫ですね。

Fine-man
質問者

お礼

kiyomac様、早速の回等ありがとうございました。目を使うことが積極的に害になる、という視点ですか・・・。なるほど。ありがとうございました。

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