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『鬼の首をとったよう…』
『鬼の首をとったよう…』って言いますよね?意味はわかるんですけど、どうしてそんな表現になったのか、言われのようなものを知りたいです。どなたか知っていたら教えてください。
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日本の鬼と言えば、酒呑童子(しゅてんどうじ)ですね。 【酒呑童子】 「御伽草子」「大江山絵詞」「酒呑童子絵巻」に登場します。 顔が赤く、体が人体の数倍以上の大きさといわれています。 【鬼の首】 都で若君や姫君が疾走する事件が相次ぎ、 事を憂慮した朝廷は、陰陽師の安倍晴明を招いて占わせた結果、 大江山に棲む鬼王の仕業である事が判明したので、 源頼光とその四天王及び藤原保昌に討伐を命じた。 彼らは山伏姿に変装して酒呑童子に会うと 「出羽国羽黒の山伏です。都で評判のお酒をお渡し致しますので、 これで一夜の宿を・・」と神便鬼毒酒を差し出し、 鬼達に飲ませる事に成功し横たわって寝入ってしまったところを 6人がかりで斬りつけ、酒呑童子の首をはねた。 その鬼の首を持ち帰ったが、鬼の首などと言う不浄の物を 帝のいらっしゃる都に持ち帰って良いものかという事を 道端の子安地蔵のお告げを聞き、首塚を作り、埋めたと言われています。 【有頂天になる】 その話から手柄を立てて、有頂天になることを 鬼の首を取るということになったといいます。
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鬼は想像上の怪物で地獄に住み時々人間世界に現れると信じられていました。人間世界では悪いことをして人間を苦しめるので、桃太郎の鬼退治のように、鬼を懲らしめたり退治する話が伝わっています。つまり、鬼の首を取ることは大変な手柄で人々はそのような偉業をなした人を褒め称えたのです。そこから、たいしたこともしていないのに非常な功名を立てたかのように喜ぶ様を「まるで鬼の首でも取ったように喜んでいる、自慢している」とクールに評した表現です。