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サミングアップの中のコーヒーはどこに出ていますか

数十年前に大学受験で読んだサマセットモームの「サミングアップ」の中に、 朝起きてコーヒーを飲みながらクッキーをつまむ時間は至福の時という 部分を覚えていたのですが、どの部分に出ているのかお教え下さい。

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回答No.2

手元にあるペンギン版の"The Summing Up"をざっと読み返してみましたが、ありませんでした。 6章に There are few things better to eat than a potato in its skin, with plenty of butter, pepper and salt, but apparently my grandfather did not think so. (皮付きのじゃがいもにバターと塩・胡椒をたっぷりつけたものほどうまいものはあまりない) という文章を見つけたんですが、もしかしたらこれが質問者さんの脳内で化学変化を起こしたのかも(笑)。 coffeeという単語を探しながら目をざっと走らせただけなので、見落としがあるかもしれませんが、後半になると文章修行から文章論、文学論、哲学論と進んで、話はどんどんと堅くなるばかりなので、「至福の時」というニュアンスとは合致しないように思います。 参考になれば幸いです。

kwm1933060
質問者

補足

ご教示有難うございました。 60数年前の記憶の淵源を探るのは困難であることが分かりました。 朱牟田本を「日本の古書店」などネットで探しても出てないので、なんとかゲッ トしたいと考えています。

その他の回答 (2)

回答No.3

#1の方への補足欄を拝見して、はっと思い当たりました。 『ヘンリ・ライクロフトの私記』ではありませんか? 高校時代、英語のサブテキストで"The Private Papers of Henry Ryecroft"を読まされて、質問者さんとはちがって不真面目だったわたしは、起伏のない、自然描写のたらたら続く文章に死にそうな気がしたものでした。のちに作者ギッシングが、現実におかれていた情況のことなどを知り、その中でああした静謐な文章を書いたことの意味に思いをはせて、粛然と襟を正したい気持ちになったことを覚えています。 で、ギッシングだったらオンラインで読めるだろうと探してみました。 http://www.fullbooks.com/The-Private-Papers-of-Henry-Ryecroft2.html のXIのおしまいのあたりです。 It happened now and then that, on reaching the house at Knightsbridge, I was informed that Mr.--felt too tired to rise. This concerned me little, for it meant no deduction of fee; I had the two hours' walk, and was all the better for it. Then the appetite with which I sat down to breakfast, whether I had done my coaching or not! Bread and butter and coffee--such coffee!--made the meal, and I ate like a navvy. 二時間歩いたけれど、そのことでいっそう意気軒昂となった。朝食の席についたときの私の食欲といったら、教えようと教えまいとそんなことは関係なかった。バター付きパンとコーヒーだけの朝食ではあったけれど、そのコーヒーといったら! わたしは労務者のように食べたのだ。 どうでしょう? クッキーじゃないんですけど、至福感がただよっています。

kwm1933060
質問者

補足

ギッシングを高校でやっていたとは凄いですね。戦後すぐの新制高校だったので朱牟田本は新鮮でした。朝起きてすぐにコーヒーを入れて飲み菓子パンを食べるのを贅沢と半世紀以上の間感じてきた感性はモームで形成されたと自覚していたので、その淵源は何かとますます知りたくなりました。 有難うございました。

回答No.1

『サミングアップ』は岩波文庫で購入できます。 また、アマゾン等での中古品なら、 『要約すると』という題名で新潮文庫でも入手できます。 新品も中古品も容易に手に入りますので、購入されて 全体を読まれてはいかがでしょうか。

kwm1933060
質問者

補足

ご助言を有難うございました。岩波文庫版を最初から見たのですが出ていません。大学受験用の朱牟田夏雄の対訳サミングアップ文中にあった記憶があるので、質問投稿させて戴きました。古希以前にその本を廃棄してしまったのが残念です。岩波版の訳者は朱牟田版を高く評価しているだけになお残念です。 高校時代にイギリス人の朝起きてコーヒーを飲みクッキーをつまむ幸せが書いてあったと記憶しているので他の作家であったかもしれません。この件についてなおご存知でしたらご教示下さい。

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