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質問者が選んだベストアンサー
真北は、地軸の関係、つまり、地球が自転する時の軸の関係で決まります。 地球が形成される時に、大小さまざまな小天体がぶつかって地球になったものと思われますが、ぶつかられた原地球がどういう向きで回転するかは、ぶつかってきた天体がどういう方向からぶつかったかで決まります。 ついでに言えば、回転速度もその時の衝撃の強さで決まります。 立っている質問者さんの右から他人がぶつかってきた時と、左からぶつかってきた時とでは、質問者さんの体の回転方向は逆になるのと同じです。 最後に一番大きな小惑星がぶつかった時（月ができた時）の衝撃で、今の回転方向（つまり地軸）と回転速度が決まったものと思います。 それに対して、磁石の北は、地球のもつ磁力の位置です。 磁力はなぜ生じるのかというと、地表とマントルの摩擦（あるいはマントル内の対流・摩擦）で生まれます。 先日Ｅテレのサイエンスゼロでやっていた太陽の黒点（＝磁力線の出入り口）の説明を地球に当てはめると、そういうことになります。 太陽は気体で、ちょっとしたことで、回転速度に差が出て、摩擦を作り出す渦が無数にできますので、渦の数だけ磁力線もたくさんできます。 磁力線が太陽表面に出た部分・太陽内部へ潜り込んでいく場所が黒点なので、黒点がたくさんあることから判るように、太陽には磁力線のＳ極もＮ極もたくさんあります。 地球は、太陽と違って固体で、回転が一定しています（地軸あたりが一番回転が少なく、赤道あたりが一番回転速度が大きい）ので、計れるほどの磁力を生み出す大きな渦は一つしかできませんので、磁石で計れるほど大きな磁力線も１組です。 磁力を生み出す大本の原因は、地球の回転ですが、回転から直接磁力が生まれているのではなく、回転やマントル内の対流などの複合原因が摩擦を産み、摩擦が磁力を産むわけです。 地震が来ると家が地面の揺れと合わせて家が揺れますが、地面と家の間にゴムやバネを挟むと、揺れ方がちょっと違ってしまうのと一緒の理屈で、間に「摩擦」というクッションが存在するので、地軸の北と磁石の北はピッタリとは合いません。 以上を一言で言えば、「できた原因が違うのだから、位置も違う」ということになります。 －－－－－－ ちなみに、これは昔読んだ本の記憶ですが、磁北・磁南は今でも少しずつ移動しています。何億年も大昔、地球のＳ極とＮ極は位置が逆だったとそうです。 地球の回転は同じでも、摩擦次第で、磁力線の向き（磁極）は移動するのですよ。 それから、地球の回転速度は徐々におちてきています（月が徐々に離れて行っているせい）。何億年後かに、回転しなくなると地軸はなくなりますし、磁力も生じなくなるかもです。 つまり、真北も磁北もなくなります。 ゆえに、家を新築する時は、地軸や磁石は頼らず、太陽の向きを見て建てた方がいいかと思いますよ。 (^_^;＼(^O^ )ペチッ!
その他の回答 (1)
- misawajp
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それが地球の実情だからです 詳しいことを勉強したければ、地学・天文学です
お礼
ありがとうございます。 簡単には説明できないほど奥が深いのですか？
お礼
ありがとうございます。 よくわかりました、磁力が生じる原因、非常に勉強になりました。