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フランス語 > アクサン
アクサンテーギュやアクサングラーブは単語によってあるところに付いたりなかったりしますが、何か規則性というのはあるのでしょうか? lumiere liberer veranda fumee などの単語を見ながら、ふと疑問に思いました。
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lumière libérer véranda fumée 規則はあります。é は比較的分かりやすい規則で、以下のようです li-bé-rer vé-ran-da fu-mé(最後の e は文法的機能のためにあるため省いておきます) 単語を音節ごとに区切ったとき、母音字で終わるものを「開音節」、子音字で終わるものを「閉音節」と言います。上では rer と ran が閉音節、それ以外が開音節です。これを分綴と言いますが、分綴を理解する必要があります。 e は語中、語尾を問わず開音節にあるときはあいまいな弱い「ウ」と読む規則なので、そこで「エ」と読ませるためにアクサン・テギュを打ちます。 étude (é-tude) のような場合、子音がないので語頭の e をあいまいな母音で発音することはできないはずですが、一応綴りの規則を通すためにアクサンが打たれます。espace (es-pace) は e が閉音節にあるためアクサンを打ちません。e-space と分けないのは、子音字が連続するときは間で切るという規則のためです。 è は「エ」でも口の開きの大きいエ [ε] を表し(é は大抵狭いエ [e] )ますが、これはその広いエのところに打つと考えてよいでしょう(dès, fumés のように同じ環境にありながらアクサンが違っていて発音も違うこともあり面倒です)。 アクサン・シルコンフレックス(^)は次にあった子音字が落ちたところ(maistre(古)- maître(現))が多いですが全てとは言えません。a とà、la と là などは実質同音異義を区別すると考えてもいいでしょう。
お礼
色々詳しいご解説ありがとうございました。 アクサン・シルコンフレックスは歴史的な経緯のようなものでこうなったのですね。 参考になりました。