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イオン結合について。
イオン結合とは、イオンの静電気力による結合と教科書にあるのですが詳しく書かれていないためよく分かりません。 イオン結合とは何がどうなってどうなるのかというのを具体的に詳しく教えてください。
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♯1さんの仰る通り共有結合とイオン結合の境界は曖昧だと思うのですが、話を分かりやすくする為にイオン結合の典型であるNaClを例に取って説明します。 まず、NaがClに電子を1つ渡し、それぞれNa+とCl-になります。 水中では、Na+とCl-は完全にバラバラです。(『電離』と言います。) それぞれ好き勝手に動き回っています。 彼らがくっつくのは、水中にいない時です。 私達が日頃目にする『食塩』の形ですね。 プラスとマイナスは互いに引き付け合います。(←これが『静電気力』です。) しかし、プラス同士マイナス同士は隣にいたくありません。 すると、Na+とCl-は交互交互に並んでいく事になるのです。 Na1個とCl1個でNaCl、と考えがちかもしれませんが、基本的にイメージは、Na+×沢山、Cl-×沢山、といった感じです。 ついでに、何故水中ではくっつかないのか。 当たり前ですが、水中には水分子、H2Oがうようよいます。 H2Oには、1つの分子の中でプラス気味になっている部分とマイナス気味になっている部分があります。 Na+にはH2Oのプラス気味の所が、Cl-にはH2Oのマイナス気味の所が引き付けられるので、Na+もCl-も水ですっかり覆われてしまい(『水和』と言います)、互いにくっつく事がないのです。 蛇足かもしれませんが、参考まで。
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- ORUKA1951
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突っ込まれないために、詳しくは書けないのです。 すべての化学結合は、この結合方式だと厳密にはいえないのです。特に共有結合とイオン結合の境界はあいまいです。同じ元素同士の結合ならまだしも、異なる元素ドオシの場合には、必ず両方の性質を併せ持ちます。 そのうえで、いうと互いに電子を持ち合う共有結合のなかで、一方に極端にその一組の電子が偏っている場合に、金属元素がその電子を非金属元素に渡して、自身が陽イオン、相手が陰イオンとなって結びついていると説明したほうが理解しやすいからです。たとえば食塩は加熱すると溶けて透明な液体になり、導電性を示しますが、それは陽イオンと陰イオンが個別に動けると考えたほうが説明できる。