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長いパイプのマイク
TVでよく見る細長いパイプが付いたマイクはどうして指向性が鋭いのでしょうか。ふつう、耳に長いパイプを当てると音がこもって変に聞こえてしまうけどTVではきれいな声ですがこの秘密も教えて下さい。
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あなたのおっしゃる「細長いパイプ‥」とは、恐らくよくテレビでよく見る「ガンマイク」のことだと思います。 「単一指向性のマイク」は後の音をカットし前方の音のみ捕らえるマイクのことです。 細長いパイプの形にすると、その狙った部分の音を捕らえられ、より鋭い指向性が得られますので、このような形になっています。(望遠鏡の筒の原理。) 詳しくは下のサイトで。
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- Teleskope
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(図が折り返らないように画面表示の幅を大きくして欲しい) No2氏紹介のサイトの中ほどの断面図で、中のパイプを外側(右側)に伸ばし、右側を正面と見做せばよいのでは。 下図で、音源から同時に出た音波が、a に達したとき後方では b の位置だとする。 / / /b / / /∠軸からの角度θ / ━━━━━━━━━━━ / → ◎ ←──←──←── a ━━━━━━━━━━━ ←─── 長 さ L ──→ 受音素子 ◎ に達する距離の差 L(1-cosθ) は波が達する時間差になる。それを 2Δt とすると、受音素子の所では数学公式そのままに、 sin(ωt) + sin(ω(t+2Δt)) = cos(ωΔt)・sin(ω(t+Δt)) となる。振幅 cos はΔtが大きいと小さくなる。L が大きいと小さなθでも大きなΔt になるので指向性が鋭くなる。また音の周波数ωが大きいほど指向性が鋭い。 パイプを耳にあてると、動物の耳は左右の聞こえの差で情報処理してるそうなのでΔt が分かる(変に聞こえる)のでは?
単一指向性とか超指向性マイク(通称ガンマイク)は、周りから入ってくる音を遮断して特定方向からの音を拾っているのではなく、その逆で周りから来た音はちょうどマイクの空気の振動を受けるところで、打ち消しあうように作られています。 ですから普通のパイプというのは横からの音をさえぎるような形になっているのでまったく似て非なるものなのです。 今度カラオケに行くことがあったら、単一指向性マイクをまずスピーカーに真横(つまりスピーカーに向ける方向に対して90度)にして近づけてみてください。あまり近すぎるとハウリング(キーンという音)が出ますので、その手前で固定します。 その状態で、マイクの頭の部分(特に横方向の部分)を手で覆ってみてください。とたんにハウリングがおきます。これは、横からの音を遮断することで単一指向性を出しているのではなく、積極的に横からも音をいれてそれらが干渉しあって音が打ち消されるように作られているためにこのようなことがおきます。
- papa-ra-pa
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>細長いパイプが付いたマイク ? パイプの部分に反響させているわけではありませんので… パイプを耳に当てるのとは比べようがありません。
お礼
読みごたえのある歴史ありがとうございました。