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名詞+doing、動名詞か現在分詞かの判断は?
Literature lovers fear the prospect of tapes replacing the printedpage. Concern about the possibility of mobile phones having ill effectson health arose in the mid-1990s. 参考書を見ると、上記2文の 名詞+doing は両方とも 動名詞の意味上の主語+動名詞だとのことですが、なぜそうなるのか分かりません。 直前の名詞を修飾する現在分詞と判断したらいけないのでしょうか?
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動名詞は「名詞」 現在分詞は「形容詞」 みたいなものなので,日本人的には区別しないと やっていられないのですが,ネイティブ的にはそうでもないです。 もともと,歴史的に卵が先か鶏が先か, みたいな流れで誕生したせいもありますし, gerund「動名詞」という英語は,動詞の名詞形という意味ではあっても, 日本語(漢字)のように,そのまま感じられるものではないせいでもあります。 ネイティブ的には enjoy ~ing は「している」だから ing でいいわけです。 もちろん,日本人的には enjoy の目的語と考えるわけです。 で,今回の場合,学校文法では prospect of ~ing「~する見込み」 possibility of ~ing「~する可能性」 のように,同格の of + ing とつながっている。 そして,名詞 tapes / phones と ing の関係が「~している」的なものでない。 (ただ,現在分詞が名詞を修飾する際,実際には「~している」という進行形的でなくても いいわけですが) 「テープが紙に取って代わる」見込み 「携帯電話が健康に影響を与える」という可能性 であって,「取って代わるテープ」「健康に影響を与える携帯電話」 としたのでは「見込み」「可能性」とはつながりにくい。 とにかく,「可能性」的な意味を表す名詞と of ~ing のパターンは of 意味上の主語+動名詞 という典型的なパターンとしておさえておいてもいいです。 ただ,名詞+現在分詞を後ろからかける, こと自体,日本人的な発想で,英語的には前から 「名詞が~する」というネクサス(主述関係)が成り立っていて, 前から流れていくものです。 まあ,実際の英語からはどちらでもいいのです (名詞が所有格 's でなく,目的格になっている時点で 分詞と感じているところがあります)が, おかたい文法家からは意味上の主語+動名詞なんでしょうね。
お礼
>とにかく,「可能性」的な意味を表す名詞と of ~ing のパターンは >of 意味上の主語+動名詞 >という典型的なパターンとしておさえておいてもいいです。 上記のことを読み、かなりの数のprospect、possibility,chanceの用法をチェックしたのですが、 同格のofでなくても同格の不定詞(学校文法では不定詞の形容詞用法と分類することがある) や同格のthatを導くにあたり、 「何何する可能性」という動詞的な意味を持っていることが分かりました。 日本語的には「コンピューターの可能性」と言ってもおかしくはありませんが、 英語ではそのようには言わないということなのでしょうね。 つまり、コロケーションとして覚えておいたほうがよさそうですね。